*肩書きはすべて2009年当時のものとなります。

記念式典

日時 2009年10月31日(土) 16:30–17:30
開場 有楽町朝日ホール
  • 世界美術大学学長サミット宣言+調印式
  • 理事長挨拶
  • 学長挨拶
  • 来賓祝辞
  • 校友会代表祝辞
  • 80 周年記念映像上映
  • フェロー称号記授与式
  • フェロー代表挨拶

世界美術大学学長サミット宣言 + 調印式

80周年記念式典のはじめに、内外の先導的な美術大学が一堂に会して実施された「世界美術大学学長サミット」での議論を受けて、サミット宣言が発信され、参加パネリストらによる調印式が執り行われた。

世界美術大学学長サミット
東京宣言

人間の多様な個性と創造性を根源とする美術教育は、感性と理性をつなぎ、真の自由と豊かさを追求する運動として存在してきた。
美術大学は、利益と効率のみを追い求める今日的状況を超える新たな価値を創造する大きな可能性を持っている。
私たちは、その役割と責任を改めて認識し、社会との連携を深め、協力して世界に貢献する決意を、ここに宣言する。

2009年10月31日

祝辞

徳永 保(司会代読)文部科学省高等教育局長

貴学は創立当初から幅広い教養を備え、人格的にも優れた美術・デザインを中心とする、造形各分野の専門家養成という教育理念を持ち続け、人間性豊かで深い学識と教養を擁する人材の育成に努められ、幅広い視野と高い専門性を併せ持ち、新しい領域を切り開いていく優位な人材を、造形活動以外の分野においても数多く輩出されています。

とりわけ、平成19 年度の文部科学省『現代的教育ニーズ取組支援プログラム』現代GPに採択された『EDS竹デザイン・プロジェクト―災害復興と自立型経済支援のための造形指導者育成―』は持続可能な社会を作る担い手となる造形指導者の養成を目的とするものであり、各界から注目を集めています。

造形に関わる幅広い専門性を身につけ、なおかつ環境問題や持続可能な資源の在り方、開発途上国の現状や課題を認識した上で、主体的に支援を行うことのできる人材を養成することは、貴学が掲げられる建学の精神である『真に人間的自由に達する美術教育、教養を有する美術家養成』を今日に具現化する取り組みであると同時に、美術大学の新たな役割を期待させるものであり、大きな成果を挙げられることを願っております。

80周年記念映像

武蔵野美術大学80年の歴史を振り返り、貴重な写真や資料とともにその実績や発展ぶりをまとめた12分余りの記念映像が上映された。

フェロー称号記授与式

80周年を機に、本学の発展に顕著な貢献をされた方の功績をたたえ、さらなる寄与を求めることとして、武蔵野美術大学フェローが制定された。第1 回となる2009 年度は、「世界美術大学学長サミット」「国際デザインシンポジウム」の実現にご尽力いただいた海外ゲストにフェロー称号記を授与。また、フェローを代表して、ロンドン芸術大学 副総長ウィル・ブリッジ氏よりスピーチが行われた。

80周年記念祝賀会

日時 2009年10月31日(土) 18:30–20:00
開場 帝国ホテル 富士の間

「世界美術大学学長サミット」「80周年記念式典」に引き続き、会場を帝国ホテル・富士の間に移し、「80周年記念祝賀会」が開催された。

乾杯のご発声は多摩美術大学の藤谷宣人理事長(写真左下、左端)からいただき、本学名誉教授の水尾博氏(同、中央)からもご挨拶をいただいた。