絵画基礎Ⅵ(主題について)2年次開講

油彩、キャンバス|H530 × W530mm H410 × W318mm

「言葉と美術」をテーマにした選択課題です。1年次から2年次にかけて取り組む選択課題は、私のようにやりたいことの方向性に自覚的な学生は、表現に制限をかけられない課題を進んで選べるし、一方で、方向性を模索している学生は、座標を示してもらえるような課題を選べる自由度の高さが特徴だと思います。油絵専攻の先生は、明確な“教える立場”として学生と関わるというよりも、同じ目線に立つことの必要性を理解してくれていて、一緒になって考えてくれるからリアリティがあります。そうしたやり取りを通じて、自分にはない考えや表現の可能性に触れ、自らの表現を高めていける環境だと思います。
(2年|城間雄一さん)

絵画基礎Ⅶ(進級制作)2年次開講

『 N I S E M O N O 』

糊引きキャンバスに油彩、アロエ、バスタオル、拾ったメタルラック、部品|H1200 × W1200mm、その他可変

ショッピングモールでよく見かけるプラスチック製の植栽は、一見本物に見えるけど目を凝らすと工業製品特有の継ぎ目があったりして、人はそこに不自然さを感じます。偽物をなぜ偽物らしいと感じ取ってしまうのか。そんな疑問を出発点に、「チープさ」や「説明されていない空間」に対する“ロマン”を主題にしたインスタレーションを制作しました。中央に描いた人間のような何かや、周りの植物のようなものも、カタチはあやふやで、完璧ではありません。ただ、それを描くだけでは「絵になってしまう」から、画面の外に実際のモノを配することで、描かれたものが本物なのか偽物なのか、観る側に想像する余地が生まれるのではないかと考えました。現在につながる私の制作の方向性を掴めた、節目といえる作品(進級制作)です。
(4年|山内萌さん)