絵画基礎III(色とかたち)1年次

坂口竜太講師「光の表現、2枚の絵画」

松永容子『人物と植物のある風景』

木製パネル、紙、アクリル絵具、油彩、クレヨン|H500 × W727mm

諏訪敦教授「2名のモデルを観察し、肌の色を再検討する」

リ・ウノウ『仲間』

油彩、キャンバス|H910 × W727mm

豊嶋康子講師「光源色・物体色・色の相対性を学ぶ」
「『まる・さんかく・しかく』を主題に『写実的な絵』と『記号的な絵を描く』」

藤井陸『色調確定-2(紙), 3(泥団子)』

ミクストメディア|H1650 × W3000 × D1750mm

丸山直文教授「この世界に絵の具のような色を表すものが無いとしたら、画家はどのような方法で色彩を表現するのか考えてみる。」

根本奏『ゴッホのラーメン』

ミクストメディア|H600 × W700 × D700mm

絵画基礎V(見る・描く・発見する)2年次

水上泰財教授「描写力をつけよう」

津村果奈『男性ヌード』

油彩、キャンバス|H727 × W530mm

森田浩彰講師「複数の条件を引き受ける」

坂本恭隆・長友詩奈・吉岡遼『フロイトの分析あるいは満州事変』

ミクストメディア|サイズ可変

絵画に関わる者にとって「描く」と「見る」は一体のものです。特に「見る」には造形活動の本質が集約されています。これまで見ることのできなかった何かを見ようとする意志が重要な発見を生み、新たな表現の可能性へとつながっていきます。

絵画基礎VII(進級制作)2年次

天野雛子『あの頃の楽園』

油彩、オイルバー、コラージュ、キャンバス|H1300 × W1620mm

進級制作では基礎課程で培った表現力を十分に発揮して自由制作に取り組みます。教員側から示される課題がないところから、各学生がすべて自らの責任において作品を制作し、版画専攻と合同で展示を行います。

絵画実習 IV(コンクール)3年次

Aコース/杉本暁『緑地風景』

油彩、キャンバス|H910 × W1167mm

Bコース/菅野由紀『石と対話』

ミクストメディア|H1940 × W1940 × D1940mm

3年次は自己の表現の可能性について、時間をかけて検証する授業が続きます。【絵画実習IV】は作品を制作するだけでなく、版画専攻との合同コンクールを通して、自らの制作意図と他者の印象とのズレを冷静に分析し、次の制作につなげる貴重な機会です。洋の東西を問わず、美術史と自己表現との関わりについて独自の視点を持つことも重視します。

卒業制作 4年次

Bコース/近藤太郎『ONETIME』

ミクストメディア|サイズ可変

切り抜かれ付け足された奇妙で複雑な画面、斜めに立てられ異物が飛び出したようなこれらの作品を「絵画」と呼ぶにはいささか躊躇するかもしれない。一見、ユーモラスで遊戯的な表現は、作者自身が見た風景としての現実空間と、絵画の中に生まれるイメージとをアクロバティックに行き来することから生まれたものだ。画面から展示空間に流れ出した不穏なイメージは、鑑賞者の立つ現実空間にじわじわと迫ってくる。(袴田京太朗教授)

Aコース/山下夏海『繋縛に染まる』『失くしたif–formyear–』『失くしたif–formyfather–』

油彩、キャンバス|H1440 × W1920mm、H940 × W2500mm ×2

人、哺乳類、鳥類、爬虫類などの動物やさまざまな植物が、何かに変貌してゆく予感を漂わせている。各々の存在の全体は描かれず、別の生き物になるべく溶解する準備を始め、あるいはその生き物になり切る直前とでも言えるようなイメージとなり、脳細胞のシナプスを連想させる有機的な糸状の形態によって繋がれ展開している。作者の体験が、絵の具の白い光によって、秘められた遠い記憶を呼び起こすように表現されている。(樺山祐和教授)