新入生、在学生、ご家族の皆さまへ重要なお知らせ(4/16更新)

新入生、在学生、ご家族の皆さまへ

2020年4月16日
武蔵野美術大学
学長 長澤忠徳

4月7日に首相から緊急事態宣言が発出され、11日からは、東京都の緊急事態措置も施行されていますが、本日、緊急事態宣言は全国都道府県に拡大適応する発表がありました。
刻々と変わる緊急事態への対応と、増え続ける幅広い層の感染者拡大は、非常に深刻な状況となっており、政府・自治体も対応に苦慮していることは、ご存知の通りです。

武蔵野美術大学は、先月から入構禁止措置を続けていますが、緊急事態宣言を受けて、さらに厳しい完全入構禁止措置を講じています。在学生のみなさんは、5月18日から開講する予定の新年度の授業について、十分な情報が届かず、とても不安に、また不満に思っておられることと思います。詳しい情報を早くお届けできなかったことを、深くお詫びいたします。

この間、本学は、教職員一丸となって、この緊急事態の状況下、講義と実技演習・実習で複雑に構成されているムサビでのみなさんの学びを止めることなく、所定の学びをしっかり保障するため、とりわけ、美大教育の特質である造形制作実技も削減することなく実施し、同時に、文部科学省からの通達をふまえて、入構禁止期間であっても履修が可能なオンライン授業実施への準備を進めてきました。現在、各学科・教育単位研究室において、詳細な検討と具体的な実施のため、鋭意、準備を進めていただいています。

限定された時間と空間を、美大として欠かせない実技と対面授業に充当するためには、祝祭日や夏休み、春休み、また芸術祭期間も授業時間として活用する苦渋の決断をし、学事日程を大幅に変更せざるを得ませんでした。どうか、事情に鑑み、ご理解をいただきたくお願いいたします。

また、卒業制作、修了制作は、アトリエ、スタジオ、工房等の使用や、論文執筆のために、図書館等の使用が不可欠ですが、出来る限り使用を可能にする対応ができるように、緊急事態措置の制限状況をにらみながら、準備を進めて参ります。

濃厚接触を回避し、本学がクラスターとなり全学封鎖状態にならないよう、みなさんにも、万全の防止対応をお願いしなければなりませんが、未曾有の緊急事態のもと、学生、教職員全員が健康を維持し、みんなで「ムサビの学びを止めない」意志をしっかり束ね、この難局に立ち向かっていくことを、学長として、強くお願いいたします。

刻々と変化する状況に鑑み、更新される情報に留意いただきますよう重ねてお願いいたします。

以下のお知らせをご確認ください。

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