2025年度に武蔵野美術大学大学院進学予定の方に向けて、「特に優れた業績による返還免除内定候補者制度」の募集を行います。

1.制度概要

特に優れた業績による返還免除制度とは、⼤学院で第⼀種奨学⾦(以下、授業料後払い制度を含む)の貸与を受けた学⽣のうち、貸与期間中に特に優れた業績を挙げた者として⽇本学⽣⽀援機構が認定した場合に、奨学⾦の全額または半額を返還免除する制度です。

返還免除内定制度とは、貸与終了時に認定する特に優れた業績による返還免除を、修⼠課程・専⾨職学位課程に進学する前に内定する制度です。進学を予定している⼤学院を通じて、修⼠課程等へ進学する前年度に申請します。
次代の科学技術イノベーションや地域を担う優秀な低所得世帯の学部生等に対して、修士課程等への修学に係る経済的不安を早期に解消し、進学へのインセンティブを高めることを目的としています。

2.出願資格

2025年度に大学院修士課程に進学後、第一種奨学金の貸与を受ける予定で、以下の1.~3.いずれにも満たす必要があります。
*留学生は本制度の対象外です。(なお、外国籍の学生で、在留資格が「法定特別永住者」、「永住者」、「定住者」等は対象です。)

  1. 大学学部等において高等教育の修学支援新制度又は給付奨学金(旧制度)を利用していること*、又は住民税非課税世帯であることが大学で確認できること。
    *本内定制度申請時点で支援区分が「停止中」の者は、対象外です。ただし、家計基準のうち、所得は基準内であるが資産額超過で停止となっている者は対象です。
  2. 特定分野(「科学技術イノベーション創出に寄与する分野(情報・AI、量子、マテリアル等)」)又は「大学の強みや地域の強み等を生かした分野」)への進学を希望していること。
  3. 将来、上記2.に記載の特定分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を備えて活動することができると認められる者。

3.採用予定者数

2025年度
修士課程 1名
*本学から日本学生支援機構に内定候補者として推薦された場合でも、必ずしも内定者として採用されるわけではありません。

4.申請方法

学生生活チームへの書類の提出とスカラネット(日本学生支援機構のオンラインシステム)への入力が必要です。

(1)申請書類の提出 「5.申請書類」を「6.申請期間内」に郵送してください。(提出期限必着です。)
*武蔵野美術大学に在籍している方は、学生生活チーム窓口での提出も可能です。
(2)スカラネットへの入力 スカラネット入力下書き用紙の内容をスカラネットへ入力します。
スカラネット入力に必要なID・パスワードは、申請書類を提出された方から順に交付いたします。

ID・パスワード交付方法
武蔵野美術大学に在籍の方:申請書類を受領後、学生生活チーム窓口にて交付いたします。
他大学に在籍の方:申請書類を受領後、申請書に記載のメールアドレスにご連絡いたします。

*スカラネットの入力を以て申請が完了します。期限までに入力しなければ、申請書類を提出しても選考対象となりません。

5.申請書類

①必須 申請書 申請書
②必須 成績証明書(4年次前期までのもの)
③必須 研究・制作作品計画書 研究・制作作品計画書
④必須 これまで制作した作品の実績を証明する書類(ポートフォリオ):
自身で作成し、ファイル1冊にまとめる
⑤必須 スカラネット入力下書き用紙
⑥(ア)(イ)のいずれか必須
  • (ア)修学支援新制度利用者の場合
    採用中の給付奨学金奨学生証
  • (イ)修学支援新制度利用者ではない場合(住民税非課税世帯の方)
    学生本人及び生計維持者(父母がいる場合は原則として父母)の直近の所得証明書等(全員の市区町村民税所得割額が0円であることを確認してください。)

6.申請期間

書類提出締切 2025年1月18日(土)
*期間を過ぎてからの提出は受け付けません。提出期限必着です。
スカラネット入力締切 2025年1月31日(金)

*必要書類提出および、スカラネットからの入力の両方が申請期限内に行われていない場合は、理由の如何に関わらず、本件にかかる申請は無効となります。

7.申請先

次の宛先に、簡易書留やレターパック等の追跡履歴の確認できる形で郵送をお願いします。封筒やレターパックの表に「修士課程返還免除内定候補申請書類 在中」と朱書きしてください。
武蔵野美術大学に在籍している方は、郵送もしくは学生生活チーム窓口にて提出してください。

宛先

〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
武蔵野美術大学 学生生活チーム 奨学金担当宛

8.注意事項

  • 本内定制度を利用するためには、進学後の春の在学採用に申し込み、入学後6か月以内に第一種奨学金に採用される必要があります。
  • 本内定制度の申請要件と第一種奨学金の選考基準は異なるため、第一種奨学金の奨学生として採用されない場合があります。第一種奨学生に採用されなかった場合(第一種奨学金の申請を行わなかった場合を含む)は、返還免除の内定は無効となります。
  • 貸与終了年度に「特に優れた業績による返還免除」の申請を行うことで返還免除が確定します。
    *「特に優れた業績による返還免除」の申請を行わない場合は返還免除の内定は無効となります。
  • 返還免除内定者が、第一種奨学金の貸与中に適格認定基準における「廃止」「停止」「警告」に該当した場合は返還免除の内定は無効となります。
  • 返還免除内定制度を申請できるのは修士課程等の入学前のみです。なお、返還免除内定制度に申請しなかった場合や内定者に選ばれなかった場合でも、第一種奨学金の貸与終了年度に「特に優れた業績による返還免除」の申請が可能です。

9.結果通知

(1)2025年4月末 申請者全員に、大学に登録されている本人住所宛に、書面(郵送)にて、学内選考結果を通知します。
*学内での選考後、日本学生支援機構にて選考を行います。
(2)2025年7月末 日本学生支援機構へ推薦した方(学内選考通過者)のみ学生生活チーム窓口にて結果通知をお渡しします。