上諏訪中学校+常田泰由 かたちをみつけて

日程 2015年12月1日(火)~2016年1月31日(日)
9:00-17:00 *休館日:12月7、14、21、24、28〜31日、1月1、4、12、18、25日
場所 null、諏訪市美術館(長野県諏訪市湖岸通り4-1-14)

上諏訪中学校+常田泰由 かたちをみつけて

常田泰由講師(版画研究室)が参加するイベントのお知らせ。

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諏訪市美術館では、平成25年度から市内小中学校と連携した事業を続けてきました。上諏訪中学校(以下、上中)とは、昨年度から作品制作から展示までを連携しておこなうコラボレーション事業を実施しています。本年は、版画芸術の第一線で活躍する下諏訪町出身の常田泰由さん(1980-)をお迎えして、上中2学年の皆さんと鑑賞、制作、展示をおこないます。
常田さんは、油性インクを乗せた版木の上に型紙を置いてプレス機で刷る、木版とステンシルを組み合わせた方法で作品を制作しています。日常生活で見られる様々なかたちをドローイングし、そこから選択したかたちを、版を使い、紙の上で表した作品の数々は、色彩とかたちとのシンプルな構成であるからこそ、鑑賞者の想像力次第でどこまでも広がる作品世界が魅力的です。
今回、上中2学年の皆さんは、常田さんがかたちをみつける過程をなぞり、教室でみつけた様々なかたちの輪郭を透明な板を透かしてトレースすることで集め、そのかたちをもとに「水彩モノタイプ」の作品を制作しました。
※水彩モノタイプとは:版に水彩絵具で直接描画したものをプレス機に通して転写する技法。彫りなどの製版工程がないので、同じものを1点しか刷ることができない。(「モノ」とは、「1」や「単一の」という意味です)

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