日程 |
2025年10月23日(木)~2025年11月24日(月) 13:00-19:00(土・日曜日、祝日)、17:00-19:00(水・木曜日) |
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場所 | SPACE NOBI(東京都小平市小川西町2-25-5 1F) |
櫻井崇史さん(2010年大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了)の展覧会のお知らせ。
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SPACE NOBI では、2025年10月23日から11月24日のあいだ、櫻井崇史個展「絵を見る会」を開催いたします。
櫻井は、3D空間上にスキャンされた粘土を支持体として絵を描いています。櫻井の画面に現れる抽象的な黒い背景、3Dとしてスキャンされた粘土、描画されたイメージという関係は、通常の絵画における描画行為が、支持体を被覆するようにイメージを形成するものであるという関係性を、メタ的に言及しつつ脱臼させています。また、3D空間内での描画行為の明示によって、コンピュータグラフィクスであると同時にアナログな絵画であるという、奇妙なユーモアを生みだしています。
櫻井は、従来から自宅やオンラインなど多様な発表形態を模索しており、本展覧会においても、「絵」をめぐる制度的な問題を批判的に検討し、デジタル時代の発表形態を展開しています。
本展会期中の10月26日(日)にはトークイベント「制度、絵、デジタル」(ゲスト: gnck)、11月15日(土)には、明源と櫻井崇史による図像観察ワーク「絵をさわる人をさわる--絵の内在的観察」を行ないます。