| 日程 |
2025年11月29日(土)~2025年12月7日(日) 10:00-17:00 *最終入場16:30 |
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| 場所 | 青森県立美術館 コミュニティギャラリーA/B(青森県青森市安田字近野185) |
泉田剛さん(2024年建築学科卒業)の展覧会のお知らせ。

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祖父母の小屋を解体して、古材を用いて膨刻をつくりました。
この小屋は青森県藤崎町に建つ、何年も使用されていない農機具置き場でした。祖父が生前「解体したい」と話していたものの、費用の問題で放置されていました。空き家は崩壊する危険があることから、建築を学ぶ者として「内部空間に入ることのできないオブジェクト」として専構築できないかと考えました。これは個人的な問題に留まらず、地方や未来の都市にも通じる課題だと考えています。この作品制作を通じて、空き家問題/人口減少社会に応答する「人のあとに続く風景」について考えています。
泉田剛
2001年、青森県弘前市生まれ。建築家・デザイナー。武蔵野美術大学建築学科卒業後、茂建築設計で 3D ビジュアリゼーション業務に従事。現在は再生しても使い手のない空き家をアートオブジェクトとして再構築するブロジェクトを進めるほか、グラフィックデザインの知見を活かし多様な企画に伴走。立体と平面、建築とグラフィックを横断し、既存の尺度や次に捉われない新たな表現手法を模索している。
支援:令和7年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
