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Hideaki Idetsuki | Tanaka×Masuoka | Urara Ura×Meiro Koizumi×Emi Ikematsu |
U r a r a U r a × M e i r o K o i z u m i × E m i I k e m a t s u
Biography|Works|
うら うらら / 君のパパを殺したい。僕が君のパパになるから / 2005 (上段)
小泉 明郎 / Art of Awakening / 2005(中段)
池松 江美 / セレブショッピング / 2005(下段)




うらうらら×小泉明郎×池松江美(辛酸なめ子)展「セクシーポリティクス」






浦達生→うらうららに改名しました

2006年3月20日(月)〜4月1日(土)日・祝休   

art space kimura ASK?
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5 木邑ビル 2F
(南天子画廊の上階)

11:30-19:00(ただし、最終日は17:00まで)
祝日休 入場無料

キュレーター : 岡部あおみ

主催 : 武蔵野美術大学
協力 : art space kimura ASK?
制作協力 : 武蔵野美術大学芸術文化学科

アーティスト・トーク
3月25日(土) 17:00-18:00

うら うらら×池松 江美×岡部 あおみ(小泉明郎ビデオ参加)
《予約不要》

オープニング・レセプション
3月25日(土) 18:00-19:30



Alpha M Project 2005 / Vol.8
Urara Ura×Meiro Koizumi×EmiIkematsu(Nameko Shinsan)

2006.3.20(mon)-4.1(sat)
at art space kimura ASK?
11:30-19:00(The final day is closed at 17:00) 
Closed Sunday and a national holiday Admission free
Reception 3.25(sat) 17:00-18:00(artist talk)/18:00-19:30(reception)






セクシーでポリティックな若手の三人にぴったりだから、だいぶ前から決めていた「セクシーポリティクス」のテーマで参加をお願いした。性と聖の弁証法。ますますセクシーに、よりポリティックに、凛とした覇気ある芸術を探求する三人の前途を祝して、αMプロジェクト2005の最終章を飾ります。

うらうらら 聖なるゆだれ
テラコッタへのこだわりは、愛撫し慰撫し続けることの末に生まれいずる形態であるからに違いない。
浦達生の塑像は、少女であれ、少年であれ、作者との融和と交合の究極の果てに、残虐な切断の苦痛とともに、奇形でしかありえない子どものフォルムとして放たれる。腫瘍のような記憶と自意識の瘤をしょって、宙に磔になった肢体。
テラコッタという素材は、素焼きにした陶器や古代ギリシャのタナグラの人形としてよく知られているが、イタリア語で「焼いた土」という意味である。浦達生の手で人間らしき混沌へと分断されたフォルムは、その後、850度以上の火刑にあってはじめて蘇生するという生のドラマが秘められている。
あくまでもグロテスクを失わない浦達生のテラコッタに、なぜか死と復活という神聖なストーリーが垣間見えるのは、必然的なこの「焼かれた土」のプロセスのためでもある。
彼は幻視者かもしれない。異形の土を肉化し、魂を吹き込んでしまうのだから。

小泉明郎 透明な暴力のレトリック
小泉明郎は、映像作家という視覚人間である以上に、「脅威的」な名演出家、肉体のあらゆる細部を用いて、一人芝居を演じる恐るべきパフォーマーである。
コミカルタッチでも、彼が扱っているテーマは、おしなべて暗く重い「人権の犯罪」。新聞やニュースで私たちが日々目にする戦争、殺人、拷問といった「はるか遠く」で「日常的」でもあるメディアの話題、あるいは過去の歴史的な暴力の記憶が、挑発的な虚構の逆転構造を介して、残酷なまでに蘇る。
音声や音響がリアルに伝えるイメージの世界と、それを産出するささやかながら人工的な装置に翻弄され騙される人間の愚かさ。両者のずれを小泉は冷酷なまでに描き出す。だが最後にかならず裏を見せて回答を示すところが、きわめて優しい。
映像メディアの概念を解体し、その仕組みの側から暴いてみせる手法を通して、裏側から浮上するのは、鏡に映った反転したヒューマニズムなのだ。徹底した映像のニヒリストは超人的でさえある。
英国の美大で映像を学び、アーカスでの滞在を経て、今はアムステルダムのライクスアカデミーのレジデンスで制作に励む鬼才である。
今回は、セクシーポリティクスにちなんだ『Hardcore』(2004, 2分30秒)と、本展のための新作『Art of Awakening』(2005, 9分)をご紹介します。

池松江美(辛酸なめ子) セレブな秘宝ポリティクス
「辛酸なめ子」はもともと、「メディア・アクティヴィスト」の池松江美が、高校生の頃から漫画やエッセイを書くときに用いた筆名である。
ペンネームのイメージが肥大化し、メディアの効力で、最近はどうも逆転したような感もある。虚像と実像とも分離できない両者の乗り入れ感覚が独特で、境界を変幻自在に出たり入ったりする小刻みな振動を、もうひとつのクールな瞳がそっと観察している。
直観力にたけた池松江美は、現実社会を鋭利に分析する社会学者、幽体離脱する霊験者、若い女性がもつ憧れや欲望の力学を解剖するカウンセラー、そしてマニアックなセラピー祈願がこもったオブジェやインスタレーションを生み出すアーティストである。
辛酸なめ子の漫画やエッセイの独創的な魅力は、サブカルチャーに異質ともいえるハイアートの特質や夢破りのフェミニズムをひそかに潜入させているからだと思う。しかも、辛辣きわまりない「メディア・アクティヴィスト」は、永遠の聖少女の無垢なまなざしをもち、子どものようにやんちゃなアート魂を暖めているのだから、もうとても敵わない。
本展では、セレブたちが繰り広げるセクシーポリティクスの「秘宝」もご紹介します。

(αMプロジェクト2005キュレーター/岡部あおみ)


略歴 Biography

うらうらら(Ura Urara)

1977 東京都生まれ
2003 東京ワンダーウォール 入選
2004 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科 卒業
    同年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース 入学
2005 アート・ミーツ・アーキラクチャー 入選
現在、同大学院2年在学中

展覧会
2001 「t.t.town」5人展 表参道画廊(東京・渋谷)
2003 「東京ワンダーウォール 入選作品展」(東京都現代美術館)
2004 「MOMOTALOW NOW ON SALE」人展 青樺画廊(東京・銀座)



小泉明郎(Koizumi Meiro)

1976年生まれ。現在アムステルダムのレジデンス、ライクスアカデミーにて活動中。
教育
1999年 国際基督教大学教養学部卒業(教養学士)
2002年 ロンドンインスティテュート・チェルシーカレッジ・メディア科卒業(美術学士)

助成金・賞・レジデンス 歴
2001年 ベックスフューチャー2、学生ビデオ・フィルム賞 − 大賞
2003年 アーカスプロジェクト2003、茨城県守谷市 (レジデンス)
2005年〜 ライクス・アカデミー、アムステルダム、オランダ (レジデンス)
2005年 文化庁新進芸術家海外留学制度 メディアアート一年派遣(助成金)

個展
2003年 ビデオアートスクリーニング東京Vol.2 −「A Very Veautiful Woman」, The Glasshouse, 東京
2004年 Powerlessly Hardcore, The Dicksmith Gallery, ロンドン
2005年 Jap, Window Gallery, アントワープ
     Galeria Luisa Strina, サンパウロ
     Mary Mary, グラスゴー

グループショウ、ビデオスクリーニング
2001年 Beck's Futures 2 - Student Film and Video Award, ICA、ロンドン
2002年 New Contemporaries 2002, Barbican Centre、ロンドン
2003年 Please Don't Make Me Cry, Emily Tsingou Gallery, ロンドン
     Group VS Show, The Dicksmith Gallery, ロンドン
2004年 Out the Window, 国際交流基金フォーラム (東京), Project Space Zip (ソウル)
     Mediarena, Govett Brewster Art Gallery, ニュージーランド
     ビデオアートスクリーニング東京Vol. 3 -楽園の果て,東京国際フォーラムHall D1, 東京
     No Pre / No Con, Galeria Moriarty, マドリッド
2005年 videoDictionary, La Casa Encendida, マドリッド
     ビデオアートスクリーニング東京 Vol. 4 - 夢見る身体, アサヒアートスクエア, 東京



池松江美(Ikematsu Emi)/辛酸なめ子(Sinsan Nameko)

1994 ゴメスマンガグランプリGOMES賞受賞(ペンネーム: 辛酸なめ子)
    武蔵野美術大学短期大学部(グラフィックデザイン専攻)卒業
1996 「STUDIO VOICE」誌で「秘宝手帖」の連載を始め、毎月オブジェ作品を作りためる。
1999 中野のタコシェで「池松江美物産展」を開催。
2000 8月末に三才ブックスより初の漫画単行本「ニガヨモギ」(ペンネーム: 辛酸なめ子)発行。
2001 11月に、青林堂より漫画単行本「千年王国」発行。
2002 不動産や英会話教室など、日常を綴った「自立日記」を洋泉社から発行。
    NYのグループ展「METONYMICS」に参加。
2003 サンフランシスコのギャラリーでグループ展「METONYMICS」巡回展に参加。
    「道徳の時間」(三才ブックス)、「ほとばしる副作用」(文藝春秋)、「癒しのチャペル」(白夜書房)を発行。
    MIZUMA ART GALLERYで個展「ソウルメイトを探して…」を開催。
    アート作品を収めた「アートマニア」の「池松江美⇔辛酸なめ子 相互セラピー」 特集発行。
2004 「電車でコラ」(ブックマン)、「千年王国(改訂版)」(洋泉社)、関連書籍
    「〜オールアバウト 辛酸なめ子〜 処女☆伝説」(洋泉社)、「ニガヨモギ」(筑摩文庫版)、「ぬめり草」(ぶんか社)を発行。
    「爆笑問題のススメ」(NTV)、「爆笑問題のバク天!」(TBS)「ストリーム」(TBSラジオ)などに出演。
2005 NYでのグループ展「 Psionic Distortion」、MIZUMA ART GALLERY十周年記念展に参加。
    「お悩みカテドラル」(主婦の友社)、小説「知恵熱」(パルコ出版/池松江美名 義)、「ヨコモレ通信」(文藝春秋)
    「アイドル万華鏡」「超訳・星の王子様」(コア マガジン) を発行。
    代官山のセレクトショップIvyHouseでセレブをテーマにした“celebrity now!” 展を開催。



作品  Works
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上段:うらうらら 中段:小泉明郎 下段:池松江美



  君のパパを殺したい。僕が君のパパになるから/ 陶、アクリル、箔 / 2005
  *本展メインイメージ1


   I am a balloon,on a bubblegum / 2004
   


 Art of Awakening / 9min / 2005
*本展メインイメージ2


Jap / 10min / 2003





セレブショッピング / 2005 / IVYにて展示
*本展メインイメージ3


   セレブお立ち台 / 2005 / IVYにて展示




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