アーツプロジェクト 1〜3年次

1~3年次に開講しているこの科目は、学外のさまざまな機関と連携し、「もの」「人」「場」「こと」の関係を作る「デザイン」と「マネジメント」のスキルを、実践を通して学びます。

デジタルデザイン基礎I 1年次

「もの」を通した自己紹介パネル制作を課題とし、メディアコミュニケーションの基礎を学びます。コンピュータ環境への理解と視覚表現の理論やスキルを学びます。

映像デザインI 1年次

【映像デザインI】は、映像メディアが人々にどのように受容されてきたかを考え、メディアとしての特性を理解することを目的とします。本学図書館所蔵の視覚装置資料の見学や、実際に映像を企画し制作することで、その魅力を実感し、映像を「表現の道具」として活用する能力を身につけます。

アートマネジメント 2年次

現代社会において、アートを社会で活用するデザインを行うために不可欠な「アートマネジメント」の基礎について学びます。

デジタルデザイン基礎Ⅱ・展示基礎 2年次

【デジタルデザイン基礎Ⅱ】は「自分の歴史」を振り返り、自分を伝えるマークやイメージをTシャツにシルクスクリーン印刷し、コミュニケーションメディアとして制作し、Tシャツと自分自身を文章と写真で他者に伝えるリーフレットを編集・制作します。【展示基礎】は、【デジタルデザイン基礎Ⅱ】で制作されたTシャツとリーフレットを展示し、「人」と「もの」をつなぐ場をプロデュースします。ほかの授業との連動から生まれる学生間のコミュニケーションや、来場者のフィードバックから、ミュージアムにおける展示について多くの学びを得ることができる、「もの」「人」「場」の関係をデザインするコラボレーション授業です。

造形基礎 2年次

絵画、彫刻、デザイン、映像、建築、工芸、あるいはメディアアートなど、幅広くさまざまな表現へとつながる原初的な造形のエッセンスを、演習を通して体験します。色彩演習、模写演習、立体演習、リズムや調子の演習などの実技とともに、造形の分析方法の基本的な考え方を学びます。

編集計画 3年次

公的性格を持つ美術館、ギャラリーでの企画展を毎週一つ選び、紹介・批評文の執筆と同時にデザイン・レイアウト構成し、各自がその解説と発表をします。展覧会の客観的情報を把握し、その趣旨や展示内容の感想や印象を適確に記述できる能力を養います。

ディスプレイデザイン 3年次

ディスプレイデザインは「虚構の空間」という大きなテーマの中で、情報の伝達、環境の演出を試みるもので、商業施設、文化施設を問わず、広範囲に展開されるデザイン領域です。この授業では、二次元と三次元のあらゆる表現要素が投入される「ウィンドウ・ディスプレイ」というメディアの実作を行い、 表現における構成力と、伝える「ストーリー」の構想力を養います。

芸術文化研究(ガラスの展覧会プロデュース)3年次

本学工芸工業デザイン学科クラフトコースガラス専攻と連携し、ガラス専攻の4年生が制作した新作を展示する展覧会をプロデュースします。作品、アーティスト、展示空間と向き合い、展示を生み出し、広報や教育プログラムで人とつなぐキュレーターの仕事をリアルに学びます。

卒業研究・制作 4年次

内藤花歩『ジャン=フレデリック・バジール−光の研究−』

論文

著者は印象派の画家の中で日本での認知度が低いジャン=フレデリック・バジールを取り上げ、彼の作品を実際に現地に赴き、鑑賞し、最新のバジール研究を原語で読み込むことを通して、新たなバジール評価に挑戦しました。若くして亡くなり、短い制作期間の中で、モネ、ルノワールといった同時代のさまざまな芸術家との交流から影響を受けながら、独自の「光」の研究を続けたバジールの画業を、新たな視点から考察し、提示した論文となりました。

江間祥子『文字を生み出すということ』

作品表現

作者は書体を使う側とつくる側をつなぐことを目的として、ユーザーには「書体を選ぶ意識」についての調査、3名の書体デザイナーには「書体を生み出した理由」をインタビューし、そこで得た書体が持つ特長や技術開発などの情報を本にまとめ、さらに視覚と触覚を通して各書体の違いが意識できる立体文字を制作しました。多くの人が書体への関心を深め活用することで、私たちの生活や社会が視覚的により豊かになることを期待させてくれる作品です。