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清水輝大

1年次の「アーツプロジェクト」で安曇野ちひろ美術館に行ったのをきっかけに、学科の仲間で始めたのが、栃木市の蔵の街美術館でのワークショップです。今の子どもたちには情報を得て、それを自分で消化し利用していく力、いわゆる正しいリテラシー能力が不足しているのではないか。以前からそんなふうに感じていました。このプロジェクトでは、美術をツールとして子どもたちのリテラシー能力を養うことを目指しています。蔵の街アーツプロジェクトでは、ワークショップの内容や進め方を考えるのはもちろん、企業や団体に協賛をお願いするのも僕らの仕事。プロジェクトを通して、企画、運営方法の他、コミュニケーションの楽しさや難しさを学んでいます。僕は将来、アートと人をつなぐ者として、子どものリテラシー獲得のための教育普及に携わっていきたいと考えています。それだけに、甘えの許されない実際の現場に出て学べるのはとても贅沢なことだと思います。

左|ワークショップチラシ / 右|蔵の街ワークショップの様子

左|ワークショップチラシ
右|蔵の街ワークショップの様子

栃木市立とちぎ蔵の街美術館の特別展に合わせ、
「ちがいのわかるこどもになろう」をテーマとした、
こどものためのワークショップを定期的に企画・運営している。

檜垣有希

左|演劇「ファンタジーニアス」ポスター / 右|オープンキャンパス本番

左|演劇「ファンタジーニアス」ポスター
右|オープンキャンパス本番

ムサビ1号館の軒下に再利用可能な壁を使った劇場を仮設し公演をおこなう。衣装、舞台美術、照明、音響、映像など芸術文化学科の学生が総力を結集して作り上げるオープンキャンパスの名物イベントである。

芸術文化学科は、一つのジャンルに縛られず、さまざまな視点から学べる学科です。例えば、オープンキャンパスでは毎年、映像Ⅱの授業を履修する2年次の学生を中心に、学科総動員で演劇公演を行っています。私もポスターやDVDのパッケージデザインを担当するとともに、「電車内で漏れそうな彼女」役を演じ、すべてのプロセスを自分たちで作っていく貴重な経験をしました。入学前の私は、美術といえば絵画や彫刻だけだと思っていました。でも、この学科でいろいろなジャンルに特化した仲間と出会い、一緒に制作したり、話をしたりする中で、小さく狭く偏っていた「美術」観が取り払われて視野が広がりました。また、実際の社会と連携したプロジェクトが数多くあり、それらに携わることで、現場の空気や社会におけるアートのあり方を肌で感じることができました。将来は幅広く学んだことを活かし、他の人の作品集や展示空間作りをサポートしていきたいと思います。