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村田美樹

この学科の1年生はほぼ毎週、プレゼンテーションをします。自分たちでテーマを決めるので、自由な反面、難しい。例えばある時はグループによって「恋」や「肉」、私の班は「古本」がテーマでした。きっかけは私が持っている英英辞典に大きな落書きがあったこと。「元持ち主の名前だよね」「古本って今どうなの?」という感じで、“ 古本の書き込み”から前の持ち主に思いを馳せる、という表現に至りました。プレゼン用の合成写真をつくるため、神保町を6時間も歩き回って素材探し。日本の古本はキレイさが第一条件なので、書き込み付きの古本を探すのは思っていたより大変でした。いわゆるコンセプトデザインの演習ですが、自由に考えるにはそれだけ広く深い知識が必要だし、グループをまとめる力も不可欠。デザインの世界でも、境界線が薄くなった分、だからこそ人より秀でた何かが欲しいといわれています。自分の武器になる強みは何か、卒業まで模索を続けます。

Story of Old Books

Story of Old Book

英語で行われるInteractive Innovationの授業で使ったプレゼン用表現物。落書きは古本の価値を下げる一方、「本VS自分VS過去の誰か」という関係を作り出す。古本の書き込みから前の持ち主を想像し、合成写真で古本のファンタジーを謳った。

安倍大智

宇宙部

宇宙部

部員数17名。天文部ではありません!宇宙とは“ロマン”の象徴。実生活には直接役立たなくとも知的感動を伴う知識・物事をロマンと定義し、それを軸に意見交換や情報発信を行うのが、活動のコンセプトです。

デザイン情報学科では、多彩な課題を1・2 年次で怒濤のごとく体験し、デザイナーとしての基礎が鍛えられます。さらに視野を広げ、表現の場を増やそうと、「宇宙部」という名のサークルを立ち上げました。芸術祭の折にはカフェを設置して外部とも交流を図り、IT企業や新聞社の方も来店されて、有意義な時間を共有することができました。その時の会話から改めて感じたのが、「わかりやすく伝える」ために必要なデザインの力。例えば僕が好きな『Newton 』という科学雑誌は、学者が扱う難解なトピックを、図版を多用して一般の人に伝えています。そんなふうに専門家と大衆をつなぐ存在、デザインの力で難しいことをわかりやすく伝えるものを、僕は“ 知のパイプライン”と名づけました。宇宙部は、その“ 知のパイプライン” たる方法を考え、実践する場です。学科の特徴である分野横断性を学業にもサークルにも活かし、積極的に活動を進めようと思っています。