学科理念・教育目標

日本画は、東洋画の長い伝統を受け継ぎながら、西洋の文化の影響を大きく吸収して今日に至っています。日本人の感性に宿る独特な美意識と精神性は、日本の豊潤な風土や歴史により育まれてきました。そこから生まれる独自の文化や造形、材料、技法をしっかりと受け止めながら、今日の日本画は新しい絵画表現として世界の美術の中でも個性的な位置を占めています。また、日本画の古典的技法や自然素材から作られる絵具や墨、和紙などは、多様で新しい絵画表現を生み出す未知の可能性に満ちています。
本学科は、日本画の基礎的な専門技法を習得し、日本独自の文化を背景に保持してきた伝統を現代の表現として展開し、個性豊かに創造する力を育てることを目的としています。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

1、2年次では、日本画の素材や技法などの基礎知識を学び、様々な課題に取り組み造形力を養うと共に自身の自由な表現へ向かうために基礎力を養います。3、4年次は自主性を持って専門性の高いカリキュラムに取り組み、各自の斬新で新しい表現に満ちた創造を目指します。本研究室は学生との対話を重んじ、学生は広く全教員からの指導と講評を受けることができます。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

基礎的な造形力を持ち、絵画表現の可能性を追求しようという強い意欲のある人で、日本画をとおして造形や美術史、素材の研究を行う本学科のカリキュラムに沿って自己の表現を深めたい学生を募ります。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

造形学部ディプロマ・ポリシー(各学科共通)

武蔵野美術大学造形学部は、教育目標の実現のため編成されたカリキュラムのもと、設定された科目を履修し、卒業制作または卒業論文・研究を提出したもので、卒業に必要な単位を修得したものに卒業を認め学士(造形)の学位を授与する。具体的には、造形分野における独自の探求を行い、創造的な表現活動を実現するために、以下の7点をディプロマ・ポリシーとする。

  • 専門的な知識を理解し深めることができる。
  • 専門分野の基盤となる文化や諸科学について総合的に理解している。
  • 制作・研究を深め広げる技能を身につけている。
  • 他者に伝える表現能力および他者とともに考える対話能力を身につけている。
  • 批判的思考を働かせ、課題や主題を自主的に設定することができる。
  • 論理的思考・創造的思考を働かせ、独創的な課題解決の判断や構想ができる。
  • 制作・研究に幅広い関心と高い意欲を持ち、社会のなかで主体的に取り組むことができる。