3年次 ヴィジュアルコミュニケーション

永谷園「お茶づけ海苔」

プレゼンテーションボード|H420 × W297 × D5mm

円グラフをデザインする課題で、テーマは自由。私は、永谷園「お茶づけ海苔」のパッケージが円グラフに置き換わっても、本来のイメージの強度を持って立ち現れてくるような表現を目指しました。「これだ!」という答えがなかなか導き出せない中、手がかりになったのが、中間講評で見たほかの学生の作品です。ドラえもんを円グラフで表したもので、それが“本物”のように見えた瞬間、直感的にイメージを伝えるとはどういうことなのかが、つかめたように思えます。それからは、「お茶づけ海苔」のパッケージで使われている、黒、黄、赤、緑の四色だけで“それらしさ”を出してみようと、デッサンのときと同様、何度も円グラフを離して見たり、目を細めて見たりしながら、理想的な色の配分を探りました。パッケージの色の割合を計算し、忠実に展開したところで本物のように見えるわけではなく、感覚的に判断していくことも必要であり、それがわかりやすいデザインにつながることを実感できたのは、大きな収穫です。(3年|江田陽子)

3年次 プロダクト環境

森のスピーカー

木|H220 × W90 × D90mm

小鳥とコミュニケーションを取るツールをデザインする課題です。あるとき、ムサビの近くの玉川上水を歩いていると、鳥の鳴き声が聞こえてきました。見上げても姿は見えませんでしたが、近くにいることははっきりとわかる。これが人と鳥との距離感だと感じ、直接触れ合うことは難しくても、自然に人から鳥に歩み寄れるようなツールができないかとアイデアを練っていきました。「森のスピーカー」は、鳥にとっては巣であり、人間にとっては鳥の鳴き声を楽しめる、バックロードホーン構造のスピーカーです。先生からは「スピーカー内のメンテナンスをどう考えているか?」「組み立ての工程もデザインの一部と捉えて、かたちをつくっていけると良い」といったアドバイスをいただきました。基礎デザイン学科は、五感すべてを鍛えながら、アイデアやコンセプトを打ち立て、答えを探していく。そんな魅力のある学科だと思います。(3年|制野郁弘)