空間2(環境計画)A(3年次)

無題

発泡スチロール|H3000 × W10000 × D500mm

環境計画コースの選択必修授業です。限られた条件の中で現物の環境を実際に制作して体感する課題で、今回のテーマは「メディアとなる環境」の構築。発泡スチロールを使い、素材の特色や大学構内の場所を生かすことも条件でした。学内のさまざまな場所や環境物をリサーチする中で、一見関係のなさそうなものを結びつけてみようと考え、中(奥)なのか外なのかが微妙な空間の中で、中(奥)から外へ移りゆく感覚の表現を目指しました。発泡スチロールのかたちや大きさ、広がっている範囲をどのくらいにすれば空間になじむのか、試行錯誤の連続でしたが、ひとつの場所や環境物にもそれぞれの空気感や見え方があるのだと気付けたことが、この課題での発見です。現場で実際に試してみること、さまざまな角度から見て考え方を広げること、そして決断が浅はかにならないようにバリエーションを探すといった先生からのアドバイスも忘れずに、今後も制作に取り組んでいきたいです。(3年|松田佳子)

ファッションデザインB(3年次)

molting

ファッションショー|コットン、ポリエステル|H900 × W500 × D150mm|レディースサイズ×2点

ファッションデザインコースの授業で、デザインした作品は「MAU COLLECTION」というファッションショーで発表します。ショーのPRや演出を工夫するのはもちろん、作品を学内外の人に見てもらえる貴重な機会なので、最良の表現を目指しながら、作品と観客との距離を測ることも目的としました。発想のヒントは、ムサビで制作したすべての作品と、上京までの18年間の地元の記憶です。自分の好みのソースを探り、いまの自分とムサビ入学前の自分を整合させてみようと考えました。服を単なるモノではなく“着脱可能なかたち”にすることに苦労しましたが、デザインしきらないことで他者が作品に入り込むスペースを与え、それによって初めてつくり手の意志が伝わるのだと学びました。私にとって空間演出デザイン学科は、デザインとアートの中間にあり、自分とも自分以外とも向き合える環境。「自由な学科」と言われますが、自由だからこそ多くのことを考え、悩み、表現できる学科だと思います。(3年|宮崎靖之)