国際チームでは、グローバル人材育成プログラムの一環として英語力強化に向けた取組みを実施しています。下記講習会は、「自らの言葉で自身の作品を海外に向け発信」するのに必要な英語力とスキルを身に付けることを目的とし、参加者は美術・デザインに関する英語能力の向上を目指します。講習会は学外から派遣された講師が担当し、すべて英語で行われます。

美大生のための英語プログラムの様子

美大生のための英語プログラムの様子

美大生のための英語プログラムの様子

美大生のための英語プログラムの様子

2017年 3月実施:ディスカッション

  • スケジュール: 90 分×8コマ(4日間)、2クラス設定
  • 参加者は、A(中級~上級)コース・B(初級~中級)コースに分かれてセッション1~8を受講。
1日目 1:あなたに影響を与えたものについて述べる
  • 自己紹介
  • 英語でアートについて議論するための形容詞表現を学ぶ
  • 芸術作品の背景について比較・描写する
  • 説得力のある意見や仮設的な意見を述べる
  • 演習:あなたに影響を与えたもの・人について述べる
2:自身の作品について説明・表現する
  • 自身の作品について描写する
  • 自身の作品の背景、インスピレーション、ビジョンについて述べる
  • 自身の作品について説明・正当化する
  • 演習:「アート批評セミナー」(自分の作品について述べる)
2日目 3:他者の作品について述べる
  • 批評的分析スキル:作品について述べる
  • 断定的な表現を避けて意見を述べる
  • 他者の作品について穏やかに反対意見を述べる
  • 演習:ディスカッションと自身の作品を擁護する
4:作品について質問する
  • 質問の形式について
  • 適切な質問をする
  • 質問と応対の仕方を学ぶ
  • 演習:グループ・セミナー
3日目 5:アーティスト・ステートメント
  • 自身の芸術作品について述べる
  • 美術展の準備をする
  • 演習:アーティスト・ステートメントを準備する
6:自身の作品のプロモーションを行う
  • 自身の作品についてプロモーションを行う
  • プロモーションのためのフライヤーを作成する
  • 演習:自身の作品を説明して、ギャラリーにてプロモーションを行う
4日目 7:芸術作品について語る
  • 二次元の芸術作品について描写するための形容詞表現を学ぶ
  • 彫刻について描写するための形容詞表現を学ぶ
  • コンセプチュアル・アート作品(概念的作品)について描写するための形容詞表現を学ぶ
  • 演習:様々なタイプの芸術作品について述べる
8:ギャラリーにおけるアーティストとのネットワーク作り
  • アーティストとのネットワーク作りに必要な表現を学ぶ
  • 興味を示す表現について学ぶ
  • 演習:ギャラリーにて、新しい人々と出会い、情報交換やネットワーク作りを行う

参加者の声

工芸工業デザイン学科 3年[A(中級~上級)コース参加]

この英語講習会では、講師の先生が用意してくださった作品のイメージ(絵画、写真、インスタレーションなど)や自分たちの作品について、グループで意見を出し合いながら鑑賞することを通して、美術に関わる英単語やフレーズを多く学ぶことができました。デザインやアートについて話すことは、抽象的・感情的な部分が多く、説明することが難しいと感じていましたが、4日間を通して英語の様々な表現を知り、声に出して練習できたことで、以前よりも自信をもって話せるようになりました。絵画やインスタレーションなど、主にファインアートがテーマとなっていたことで、グループの中でもたくさんの疑問、意見、アイディアが生まれ、作品を通して英語を自然と話す機会が増えていた気がします。
この講習会を通して、作品を通して英語を学ぶことの楽しさを知ることができたので、これからは積極的に様々な作品を英語で理解できるように自分で工夫していきたいと思います。

工芸工業デザイン学科 3年[B(初級~中級)コース参加]

英語講習会に申し込んだきっかけは、海外へ留学したいと思っていたからです。これまで、英語で自分の作品について話す機会がなかったため、これを機会に英会話のスキルアップにもなると思いました。英語力については、カタコトなら話せる程度で自信がありませんでした。ですが、講師の先生はとてもフランクでユーモアがあり、何より先生自身がアーティストだったので、アートについて英語で語り合うことの楽しさを教えて頂きました。講習会の内容は、想像していたものとは全く違っていて、講師の先生自身の作品を見ながらディスカッションしたり、先生と好きなアートと嫌いな(あまり感動はしない)アートについて授業後まで語り合ったりして、もっと深く自分のことを英語で話せるようになりたいと思うようになりました。簡単な英語のフレーズから、プレゼンするときの姿勢、話し方のポイントまで教えてもらい、参加者全員の向上心が増すような楽しく学べる内容でした。
英語を書くこと、黙読は今まで学習してきたので出来ても、いざ話すとなると口から単語だけしか出ないのを痛感しました。2日経ったあたりから耳で聞くことも慣れてきたのを感じ、恥ずかしさが消えて少し自信がつきました。やはりアートを学ぶ学生として、海外の作家の方が数多いのでこれを機会にもっと深く語り合えるようになるまで英語を学ぼうと思いました。

油絵学科 1年[B(初級~中級)コース参加]

この英語講習会に参加した理由は、自分の英語力を試すというよりは、むしろ自分の英語力に自信がなかったため、少しでも英語に触れて学びたいと思ったからです。ほぼ全く英語を話せない私に、講師の先生や他の参加学生が手助けしてくれたので、積極的に参加することができました。
英語講習会に参加して、英語学習のモチベーションが上がり、実際に話してみることの大事さを学ぶことができました。また、英語で意見を伝えるために自分の考えに向き合うこと、そして相手に伝えようとすることの大切さを学びました。勇気を出して講習会に申し込んで良かったです。

2016年 8月実施:プレゼンテーション

  • スケジュール:90 分×3コマ×3日間、2コース設定【Aコース(初級)、Bコース(中級)】
  • 参加者は、Aコース・Bコースに分かれて受講。初日と最終日にプレゼンテーションを行った。
Day1:
  • Course introduction and ground rules
  • Basic communication skills
  • First presentations (pre-task)
Day2:
  • Warm up and review
  • Basic presentation skills
  • Handling Q&A
  • Vocal communication
  • Visual communication
  • Final presentation preparation / rehearsal
Day3:
  • Final presentations
  • Feedback session

参加者の声

視覚伝達デザイン学科 1年

私は、英語講習会を受ける前、英語でプレゼンテーションをすることはかなり高度なものだと思っていました。難しい文章を使い、いかに内容が説明的であるかを重要視していました。しかし、この講習会を受けて、プレゼンではいかに分かりやすく英語で伝えることができるかが問われているのだと思いました。そして、それは日本語でプレゼンするときも同じであると思いました。どれだけ自分が難しい言葉で説明しようとも、相手に伝わらなければ意味がありません。自分の言いたいことが、いかに分かりやすく、伝わりやすくなっているかがプレゼンテーションのコツだと学びました。
英語に関しては、講師の先生が私の伝えたいことを汲み取ってくださり、また、修正してくれることで非常に勉強になりました。英語で話すことは自分が考えているよりも簡単なことだと思いました。たとえ正しい文法ではなくても、英語の文章を自分で考える力が向上できたと思います。
他の受講生の英語のプレゼンを聞き、自分との違いや、他の受講生の良い点を発見できるのも楽しかったです。自分の意見を持ち、発言することの大切さを学ぶことができましたし、プレゼンについて質問がないということは相手に興味がないという無礼にもつながるのだと考えました。
この講習会は、英語力を向上する大変良い機会になりました。基本的な人とのコミュニケーションの取り方、自分の伝えたいことを一貫して伝えることは、視覚伝達デザインにも通ずることがあると思いました。

視覚伝達デザイン 4年

英語の勉強は一人ですることが多かったのですが、今回、卒業後も英語を使っていきたいと考えている皆さんと学ぶことができて良かったです。自分の勉強方法について改めて振り返ることができ、間違えた英語を互いに指摘しあうことができました。講師の先生もそのような雰囲気を作ってくださって良かったと思います。日々の勉強では、英語を読んだり書いたりするばかりだったのですが、声に出して読んでみることの大切さを感じました。
大学卒業後は就職予定で、英語が特に必要になる環境というわけではありませんが、語学の勉強は続けたいと思っています。今回の講習会で、英語を声に出すことがリーディングやリスニングの学習にも役立つことを体験したので、今後に生かしたいと思います。