日程 |
2012年6月28日(木) 16:30-18:00 |
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場所 | 美術館ホール |
下記のとおり造形研究センターによるシンポジウムを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。
主催:
武蔵野美術大学 造形研究センター
武蔵野美術大学 美術館・図書館
発表者:
吉見俊哉(東京大学大学院情報学環学際情報学府教授)
柏木博(造形文化・美学美術史教授)
寺山祐策(視覚伝達デザイン学科教授)
司会:
田中正之(造形研究センター長、造形文化・美学美術史教授)
参加方法:参加無料・予約不要。直接会場へお越しください。
内 容:
1.基調発表1 吉見俊哉「知識循環型社会におけるメディア文化資源の保存・活用―デジタル・アーカイブを支えるMALUI連携」
2.基調発表2 寺山祐策「造形研究センターにおける統合データベース、デジタル・アーカイブ構築の試み」
3.パネルディスカッション(パネリスト:吉見俊哉、柏木博、寺山祐策 司会:田中正之)
4.会場からの質疑応答
平成20年度に文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を受けた本学造形研究センターの研究事業は2012年度に最終完成年度となります。同センターでは美術館・図書館と共同し、これまで4年間にわたり博物図譜コレクションを中心としたデザインコレクションのデジタル・アーカイブ化研究プロジェクトを立ち上げ、オリジナル資料の公開を含めてデジタル・アーカイブの展覧会を開催してきました。その研究成果の一例としては「ムサビのデザイン」「博物図譜とデジタル・アーカイブ」「脈動する本:杉浦康平のブックデザイン」「大辻清司のフォトアーカイブ」等の展覧会や統合データベース構築などがあげられます。デジタル・アーカイブ化のプロセスはアーカイブの整理、調査、図像の視覚的な分析といった専門研究の新たな知的活動に加えて、今後さらに広く公開していくために先端のデジタルデバイスなどITツールを活用したより視覚的な方法論の研究も重要となります。 このシンポジウムにおいては、学術機関をはじめ美術館や図書館等を巡る今日的なテーマであるデジタル・アーカイブの現状と未来について、それぞれの研究者の専門的見地から語っていただきます。
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