小口詩子

小口詩子(こぐち・うたこ)
KOGUCHI Utako

専門
ドラマ&映画制作
TV drama & film production
所属
映像学科
Imaging Arts and Sciences
職位
教授
Professor
略歴
2014年4月着任
1961年東京都生まれ
早稲田大学文学部卒業(学士)
研究テーマ
学生が自己と世界を照らし、映像制作を通して人間スキルや潜在力を発揮する仕組みと環境の整備。

【ゼミ/進級制作・卒業制作・修了制作】

  • 卒業制作「ひとつのバガデル」監督:清原惟
    ぴあフィルムフェスティバル2015入選
  • 卒業制作「傀儡」監督:松本千晶
    ぴあフィルムフェスティバル2016入選/アジア国際青少年映画祭最優秀脚本賞/田辺・弁慶映画祭2016入選/東京学生映画祭2016実写長編部門入選/ユーロスペース(東京)他ロードショー
  • 卒業制作「わたの原」監督:藤原芽生
    ぴあフィルムフェスティバル2018入選
  • 卒業制作「貴美子のまち」監督:芹沢麻有子
    ぴあフィルムフェスティバル2018入選
  • 卒業制作「からっぽ」監督:野村奈央
    ぴあフィルムフェスティバル2018エンタテイメント賞(ホリプロ賞)
  • 進級制作「Between hate&like」監督:鈴木理理子
    イメージフォーラムフェスティバル2020入選
  • 進級制作「リディキュラス、アイ」監督:菊沢天太
    沖縄国際映画祭2020入選
  • 進級制作「早咲きの茜」監督:コウムロ
    なら国際映画祭2020学生映画部門入選
  • 卒業制作「夏日春風」監督:カンショウウ
    ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020入選/東京学生映画祭2020入選
  • 卒業制作「朝の帰り道」監督:葛城康平
    TAMA CINEMA FORUM2020 ある視点入選
  • 修了制作「あの人以外の私たち」監督:フウリクヨウ
    モントリオール国際短編映画祭2020入選/CFK 国際映画祭2020入選/NEW REA映画祭2020入選
  • 修了制作「私有海域」監督:カクトウクン
    86358 shorts film festival2020(ジャ ジャンクー監督創設)後浪映画学院栄誉賞
  • 進級制作「みなみとあした」監督:林崎征大
    ぴあフィルムフェスティバル2021入選
  • 卒業制作「五里霧中」監督:ソシメイ
    ぴあフィルムフェスティバル2021入選
  • 修了制作「小山田喜久太郎」監督:チャンユエンティン
    SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021国内コンペティション短編部門入選
  • 修了制作「八十一」監督:リュウゼイカネイ
    冇国際青年映画祭2021最優秀実験映像賞/ISCA2021優秀作
  • 卒業制作「およげるネコ」監督:コウムロ
    カンヌ国際映画祭2021シネフォンダシオン部門入選/京都国際学生映画祭2021最終審査員賞/関西学生映画祭2021入選
  • 卒業制作「Journey」監督:霧生笙吾
    SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022国内コンペティション長編部門SKIPシティアワード
  • 卒業制作「Episodic memory」監督:鈴木理利子
    東京学生映画祭2022短編部門グランプリ/関西学生映画祭2022入選
  • 修了制作「清風徐来」監督:ロメイエ
    SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022国内コンペティション短編部門入選
  • 修了制作「ただいま」監督:リュウハ
    なら国際映画祭2022NARwave 審査員特別賞 & 最優秀俳優賞/東京学生映画祭2022審査員特別賞/京都国際学生映画祭2022入選
  • 卒業制作「完璧な若い女性」監督:渡邉龍平
    ぴあフィルムフェスティバル2023エンタテイメント賞(ホリプロ賞)/カナザワ映画祭2023期待の新人監督入選/東京学生映画祭2023実写長編部門入選
  • 卒業制作「Chasing My Dream」監督:中山響一
    東京学生映画祭2023実写短編部門グランプリ
  • 進級制作「NEORIGIN」監督:チンゼン
    ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2024短編部門入選
  • 卒業制作「Chasing My Dream」監督:カエイケツ
    ぴあフィルムフェスティバル2024入選/東京学生映画祭2024実写長編部門入選
  • 修了制作「映画ウーマン」監督: ダンコウ
    東京学生映画祭2024実写長編部門入選

The education that I provide focuses on cultivating human skills and encouraging proactive behavior in students, to lay the foundations for their production work, as well as expanding their inner horizons through exercises that will strengthen them both mentally and physically, and developing mechanisms and environments that will shine a light on their own creative abilities and the world around them, thereby helping to bring out their potential. While updating the records for each and every student, I engage in dialogue with them at each stage in the film production process, which is an opportunity for students to search inside themselves and bring out their own abilities. This lesson format yields positive results.


ダンスインストラクター、映画・TV・CM・ミュージッククリップ・PV・WEBなどの企画・演出・制作、洋画パブリシティ、映画祭スタッフ、宣材制作、ライターなど主に映像に関わる様々な仕事を遍歴。映像作家としては国内外の映画祭出品や個展の他、ワークショップ、イベントを多数展開。また、映像制作の場と作品を創出するワークショップ、映画祭、教育機関などを通した若手映画監督の発掘支援に携わる。
早稲田大学文学部演劇学科の卒論テーマは“自主映画”。日本の映画監督の登竜門とも言われるインディーズ映画祭“ぴあフィルムフェスティバル”の予備審査に、大学卒業から四半世紀に渡り断続的に参加し、多い年は年間800本近い自主映画を鑑賞。その過程で多くの若い才能が花開き、一線で活躍する監督へと成長する姿を目の当たりにしてきた経験や、映像にまつわる雑多な仕事に従事したキャリアを還元し、大学のゼミでは、ユニーク&キュートな企画開発と脚本、作品のクオリティ管理を重視し、国内外のコンペで連年受賞作家を輩出している。
2014年、長崎県大村市の里山村や商店街を拠点に、若手監督&学生と地元市民の協業による映像制作の試みとして『スナメリの詩』プロジェクトを立ち上げ、本学と他大学の卒業生や地元高校生が監督する9本の短編映画をプロデュースし、各地映画祭へ拡散、巡回上映された。
ものづくりの基礎となる心身の健全化とコミュニケーション力・人間力回復のための野外ワーク、学生×市民の地域連携、縦横の学生交流、他大学のゼミとの補完連携を念頭に、映画制作と上映の新たな形を探る試みを継続し、2017年より東南アジアへもフィールドを広げる。
2018年「おおむら・あまみ国際学生映画祭」ディレクター。
2021年日本初開催「第14回アジア国際青少年映画祭」副実行委員長。
2024年から全国映画教育協議会副会長、SkipシティDシネマ映画祭実行委員。

「スナメリの詩プロジェクト」総合プロデューサー(2014〜2018年)

「おおむら・あまみ国際学生映画祭」映画祭ディレクター(2018年)