井上尚司(いのうえ・しょうじ)
INOUE Shoji
- 専門
- 情報科学、情報ネットワーク、マルチメディア
Information Science, Computer Network - 所属
- デザイン情報学科
Design Informatics - 職位
- 准教授
Associate Professor - 略歴
- 2001年4月着任
1960年大阪府生まれ
放送大学卒業(学士) - 研究テーマ
- コンピュータ関連。特に、「オペレーティングシステム」と「なんとかネットワーク」とか「ネットワークなんとか」といった分野が守備範囲。コンピュータはハードウェアとソフトウェアに分けられます。そのソフトウェアの部分も基本ソフトウェアとアプリケーションソフトウェアにわかれます。この「基本ソフトウェア」の部分が、一番興味のある「場所」です。
著書:『プロフェッショナルUNIX』アスキー '86年(共著)、『ビデオ学習システム ビギナーズUNIX』岩波書店 '88年(構成)、『詳解TCP/IP』ピアソンエデュケーション '00年(監訳)など。
日本UNIXユーザ会事務局長。情報処理学会、電子情報通信学会、ソフトウェア科学会、ACM、IEEE、ISOC各会員。
『プロフェショナルUNIX』
村井純、井上尚司、砂原秀樹(共著)
アスキー出版局、1986年
『UNIXシステム管理入門』
E. NEMETH、G. SNYDER、S. SEEBASS著、井上尚司監訳
ソフトバンクブックス、1992年
【対外活動】
日本UNIXユーザ会(jus)
UNIX及びオープンシステムを中心とした計算機関連分野の技術/文化/産業の健全な育成を推進し、広く社会の発展に貢献することを目的に活動する非営利団体。
BSD、LinuxやMac OSなどを含め、UNIXやインターネットに関する分野をターゲットに、勉強会やワークショップ、セミナーや展示会などのイベントを行っている。
https://www.jus.or.jp/
【研究&教育活動】
2005年度 産学共同プロジェクト
東芝デザインセンターとのプロジェクトで、2005年度の後期に行われた。
「画像データベースをモチーフとしたWebインタフェース開発」をプロジェクトのテーマとし、Webインタフェースを使って、データベースに格納された画像の取扱いを行うサイトに注目し、その新しいWebサイトインタフェースのアイディアを考え、その仕組みを創造することを目標とした。
2007年度 産学共同プロジェクト
東芝デザインセンターとのプロジェクトで、通年にわたって行われた。
プロジェクトのテーマは「Webと実世界を繋ぐ新しいアプローチ」で、インターネット上の世界と実世界との間で、いかに有効に情報をやり取りし、共有するのか、その方法を追求することを目標とした。
最終的には提案とともに、プロトタイピングまでを行った。
【教育関連】
主な指導分野は、コンピュータサイエンス、主にインターネットを中心としたネットワーク、フィジカルコンピューティング、インタラクティブ/インタフェースモデル、等。
2003年度卒業研究
「Tile」木谷 篤
「雨の日に水たまりを歩く」というモチーフから始まった、一連のプロジェクト。
床に敷き詰められたタイルの上を歩くと、踏んだタイルが光を放つ。やがてその光が輪のように広がっていき、反射を繰りかえし、やがて消えていく。この動作を基本形とし、その後インターネットを利用した、ネットワーク化されたシステムへと展開する。
複数のタイルシステムを設置し、一つのタイルシステムで起こった現象を、他のタイルシステムに伝え、同時に光を出す。さらには、Webを利用してタイルシステムに参加することも可能。
最終的に、東京とロンドンで3つのタイルシステムを動作させるインスタレーションに発展。
2008年度修了研究
「連想検索を利用した画像検索とそのインタフェース」赤間隼太
画像検索のベースとなるキーワード検索の問題点を取り上げ、それを解消するための方法を研究対象とする。
検索時の画像同士の関連性に注目し、画像自体を検索のキーとする連想検索を取り上げる。実際には、ユーザーの操作情報を利用し、そこから画像同士の関連性を決定し、その値を検索結果に反映させる。