「見ること」「伝えること」のスペシャリストになるための4年間。
どのように「見るべきか」「見たか」「理解したか」といった対象と自身との関係を明確にして、ヴィジュアルコミュニケーションを成立させることのできる人材を育てます。そのために、五感や身体性、デザイン技術、造形力を駆使し、多様な社会の要求に応えられるクリエイターを育てるための基礎から専門領域の科目を用意しています。
専攻分野
- ヴィジュアルコミュニケーション
- グラフィックデザイン
- ブックデザイン
- イラストレーション
- アニメーション
- 映像デザイン
- 情報デザイン
- 環境デザイン
取得可能な資格
- 中学校教諭一種(美術)教員免許
- 高等学校教諭一種(美術・工芸)教員免許
- 学芸員
卒業後の進路
企業内デザイナー、広告代理店、出版・印刷、映像、インターネット関連、ゲーム、アニメーションなど、学科の特性を生かし、幅広い領域で活躍しています。近年ではUX・UIデザインの領域への就職も目立ちます。また企業の総合職に就いたり、大学院進学や留学など、多様な進路が展開されています。
五感を開放し、既存のデザインを見つめ直すことから始まる4年間。
社会的な視点から情報を再構築する知性と行動力を養い、高度な技術と美意識を持つデザイナーや、現代社会と未来に対応する創造的な人材を育成します。
カリキュラム
全体
造形における視覚言語の原理の理解と実践や、複製技術、メディア・リテラシーの習得、デザイン・プロセスの実践的理解と開発、感性・造形・表現能力の高度化、さらにそれらを統合し、社会に対する情報発信能力の拡張することを基本方針としています。
造形の基礎を身につけるため、身体の動きや五感、目に見える環境を「線」「色」「空間」から学習します。また、情報伝達に欠かせない「ことば」「文字」について、タイポグラフィを通して学びます。さらに万国の共通言語である数字と図面を使い、製図技術も習得します。
前期は【構成演習(レシピ)】で、デザインを学習する上で重要な記録・変換・編集・表現というデザインプロセスを学びます。後期は各自の専門領域を選択して演習を行い、情報発信する際に必要とされる表現を選ぶための知識や技術、デザインの多様性を学びます。
「ライティングスペースデザイン」「情報デザイン」「環境デザイン」のいずれかを選択する I群の授業と、専門性の高い多様な授業で構成される II群の「視覚伝達デザイン表現演習」を自由に組み合わせ、社会とデザインの接点を意識しながら、実践的な知識と技術を学びます。
引き続き「視聴伝達デザイン表現演習」での学びを深めながら、これまでの学習をもとにゼミを一つ選択し、卒業制作へとつながるテーマを絞り込み、その対象に深く迫ります。最終的に、他者に伝達するための最適な表現方法を見つけ、作品を完成させます。
卒業制作優秀作品
視覚伝達デザイン学科で学んだ学生たちの制作・研究の成果から、優秀作品を紹介します。
学科専用施設・設備
学科それぞれの専門性を発揮できるように、さまざまな制作・研究に対応した施設・設備を完備しています。
印刷工房
シルクスクリーン印刷専用工房。貴重な機械や活字を使って印刷を実体験できる活版工房や、フランスの18世紀以降の製本道具を取り揃えた製本工房なども利用可能。
活版工房
貴重な機械や活字を使って印刷の特徴や魅力を実体験することができます。
製本工房
フランスの18世紀以降の製本道具が取り揃えられた本格的な工房で、本をつくる工程とその仕組みを学び、美しい本を作ることができます。
写真工房
撮影スタジオとモノクロ写真の現像・プリント用の暗室があります。各種カメラやレンズ、三脚なども完備しています。
映像工房
映像や音響の編集・制作のための工房です。多様な機器での上映に対応し、プレゼンテーションルーム設備としても利用できます。
出力室
B0サイズ対応のインクジェットプリンターや3Dプリンター、カッティングプロッターが設置され、制作に活用できます。
学科関連NEWS
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2025年11月10日(月)
岡田憲明講師が「Red Dot Award: Design Concept 2025」にて最高位の Best of the Best を受賞
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2025年10月31日(金)
2025年度グッドデザイン・ニューホープ賞にて本学学生・卒業生が優秀賞受賞・多数入選
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2025年10月22日(水)
朱剣辰さんが BRIDGES International Film Festival にて入選
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2025年9月16日(火)
朱剣辰さんがChroma Art Film Festivalにて入選
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2025年9月16日(火)
坂本茉里子さんが「世界遺産宗像宗像みあれ芸術祭2025」にて大賞受賞
