| 日程 |
2025年12月1日(月)~2025年12月14日(日) 13:00-18:00 *休館:水・木曜日(祝日の場合は閉館) |
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| 場所 | the path(京都府京都市下京区花畑町582-4) |
シュウショウホさん(2024年大学院造形構想研究科修士課程クリエイティブリーダシップコース修了)が参加する展示のお知らせ。

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1980年代、東京で誕生した「路上観察学」は、既存の学問への反発精神とともに広がった。
それは学術的な研究ではなく、ユーモアと好奇心を武器に、都市のなかで見過ごされてきた風景を新たな視点でとらえ直すための方法であった。
壊れかけた手描き看板、奇妙な形の防犯ポール、住民が自作した花壇。
一見無意味に見えるこれらの存在には、じつは人々の創意工夫と生活の知恵が静かに宿っている。
本展は、その精神を継承しつつ、「観察」をさらに「デザイン」へと展開させる試みである。
私たちは単に“見る”だけでなく、生活での発見から形・ロジック・感情を抽出し、日常に潜む偶然をデザインの出発点として捉え直す。
「観察」はインプット、「デザイン」はアウトプット。
前者が世界の裂け目を感知し、後者はその裂け目に新たな関係性を構築しようとする行為である。
都市が絶えず再開発され、標準化されていく今日、こうした小さな断片はしばしば忘れ去られ、姿を消していく。
本展に並ぶ作品を通じて、私たちはあの“路上の感受性”を再び呼び覚ましたいと考えている。
それは都市を美しく飾るためではなく、都市を“もう一度理解する”ためである。
なぜこの街はこうなっているのか。
人々はどのように生活の隙間で工夫し、環境をつくり変えてきたのか。
そして、デザインはいかに日常のなかから再び生まれうるのか。
一つひとつのまなざしが、生活と創造を再発明する契機となることを願う。
デザイナー:
Nlieechi
平面デザイナー。現在は京都を拠点に生活し、制作を行う。
ZINE やグラフィック作品を中心に、デザイン・写真・多様な印刷技法を組み合わせた個人プロジェクトに取り組んでいる。
neteru
平面デザイナー。東京を拠点にブランドデザインを中心とした仕事に携わる。
日常の視点を起点に、グラフィックデザインと多様なメディアを組み合わせた表現を行っている。
キュレーター:
Zhou Shaofan
〈場学〉を方法論として、空間と人との関係性をあらためて読み解く。
日常の事物や場の再解釈を通じて、感知のあり方や公共性の新たな可能性を探求している。
*入場無料
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