武蔵野美術大学×石巻市博物館 企画展「樺山祐和と描く ―森と海の美術展―」

日程 2026年1月10日(土)~2026年3月15日(日)
9:00-17:00 *最終入館は16:30まで *休館日:月曜日(月曜祝日の場合、翌日休館)
場所 石巻市博物館 企画展示室(宮城県石巻市開成1-8 マルホンまきあーとテラス内)

本学と宮城県石巻市との連携協力協定にもとづく、石巻市博物館との共同企画ワークショップ「森と海の美術展」の2024年度・2025年度の成果展示が行われます。
樺山祐和学長が石巻の森と海を描いた新作「顕」(2024年)と「際」(2025年)を含む作品と、学長と一緒に現地でスケッチし、講評を受けてきた中高生の絵画を展示します。展示とワークショップの監修は加藤幸治教授(教養文化・学芸員課程)が担当し、展示作業には中高生も参加します。
会期中、樺山学長によるトークイベントも開催されます。また、石巻市内の「石巻市指定文化財 旧観慶丸商店」では、フィールドワークや制作をともに行なった本学の大学院生、卒業生の作品展を同時開催します。

武蔵野美術大学×石巻市博物館 企画展「樺山祐和と描く ―森と海の美術展―」

武蔵野美術大学×石巻市博物館 企画展「樺山祐和と描く ―森と海の美術展―」

トークイベント

日時 2026年2月28日(土)13:00-14:30
会場 石巻市博物館企画展示室 予約不要・参加無料(入館券必要)
講師 樺山祐和学長(聞き手:教養文化・学芸員課程 加藤幸治教授)

陸の果てに立ち、いのちと向き合う
森と海が大胆に力強く出会っている場所が半島です。半島は岬と呼ばれます。みさきの「み」は神(かみ)との深いつながりを表しているそうです。そこは自然が赤裸々にその姿を露わにし、生と死を感じさせてくれる場所であり、その地に私たちは神性や生命の力を見てきたのです。そして現代人が忘れそうになっている大切なものを再び気づくことのできる場所です。
今回、「顕(あらわれ)」「際(きわ)」というタイトルの二つ作品を制作しました。図らずも海と森を描くことになりましたが、この地を描いたことに深い縁と不思議を感じています。
中高生みんなの純粋で率直な表現や考えが聞けたことも楽しかったです。表現することは世界との対話であり、同時に自分自身との対話でもあります。一つの作品が多様な言葉を引き出すことや、自己の意識や感覚が生き生きとしていれば、どんな世界でも素晴らしいものに見えてくることを知ったでしょう。この経験が今後に活かされることを信じています。

武蔵野美術大学
学長 樺山祐和


主催 石巻市博物館・武蔵野美術大学
監修 加藤幸治(本学教養文化・学芸員課程)
観覧料 一般600円 高校生300円 小中学生200円
お問い合わせ tel:0225-98-4831

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