設備が整った専門工房で、作家としての独自性を見出す。

「彫刻」を基礎として美術に関わる専門家を育成します。
基礎課程では、さまざまな素材と向き合うことで得られる身体的な思考を培い、表現技術と課題の設定力を鍛えるとともに多様な歴史観を学びます。
3年次以降は各テーマに従った制作を行うと同時に、独自の視点を探る力を養います。
学生の制作環境をひとつの教室やコースに留まらせず、目的により選択でき多方面から批評を受けられるシステムをとっています。

カリキュラム

1年次

触覚についての理解を深め、正確な立体造形力、差異を意識した制作展開、触覚を基底とした立体的なイマジネーションを身につけ、多様な表現の中から、彫刻概念の基礎を自分自身の視点で習得します。

2年次

全て選択制のカリキュラムで、各自目的に従ってカリキュラムが組みます。前半を塑造実習、後半を実材実習として、少人数制の集中技術指導による表現技術を習得し、素材の歴史性と独自性を考える実習となっています。

3年次

多様な専門工房を駆使した制作を行い、素材に対する各自の固有な関わりを探求します。主体的に課題の設定を行えることを目標とし、同時代の表現としての視座を探る講義演習系の授業も平行して行われます。前半はイメージの実現化を目指し、後半は自己の制作を分析し批判的に展開する可能性を探り、表現力の深化をはかる実習になります。

4年次

素材に対する各自の専門性を深め、これまで培ってきた表現力の展開を、社会的に公開してゆく方法を通して追求します。その中で表現の責任と独自性、作品が成立する地平と歴史への意識を様々な方面から問う批評を加える指導を行います。