日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム報告会が実施されました

武蔵野美術大学は、日露青年交流センター主催「美術大学間交流グループ派遣プログラム」のもと、2018年2月21日(水)から3月1日(木)まで、学生6名(油絵学科、大学院修士課程油絵コース・版画コース)と高浜利也教授(油絵学科版画研究室)をサンクトペテルブルクに派遣しました。その学生による報告会を4月18日(水)、本学にて開催しました。

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

この派遣プログラムは、本学とイリヤ・レーピン名称サンクトペテルブルク国立絵画・彫刻・建築アカデミー(通称:サンクトペテルブルク芸術アカデミー)の交流協定にもとづく国際交流事業の一環であり、本学の卒業生・在学生が出展する、日露の若者による美術展覧会「克服」展のサンクトペテルブルク会期にあわせて行われました。

日本の美術大学がロシアの美術大学を訪問し交流する最初の機会となったこのプログラムでは、サンクトペテルブルク芸術アカデミーを訪れ、アトリエや工房、博物館や図書館を見学。古典技法を重んずる同アカデミーの教育方針や環境を、本学での体験・活動と比較しながら理解しました。さらには絵画グラフィックコースの授業に参加し、伝統を受け継ぎながら新しい表現を模索する学生と同じ課題・空間で制作することにより、大きな刺激を得ました。

期間中には市内外で様々な鑑賞プログラムが組まれ、エルミタージュ美術館や国立ロシア美術館、エカテリーナ宮殿や現代アートギャラリーなどを見学。サンクトペテルブルクの歴史にもとづく文化、美術作品の数々に触れました。

最終日には学生自身の作品が展示されている「克服」展を訪れ、同アカデミーの学生、教員や一般の鑑賞者との交流プログラムに参加。高浜教授は本学の取組みや教育について、学生は自身の作品についてプレゼンテーションを行い、参加者と意見を交わしました。

学生は、報告の結びとして、日露青年交流センターから、在サンクトペテルブルク日本総領事館、通訳ボランティアまで、多くの方々のサポートのもと、サンクトペテルブルク芸術アカデミーの教員、学生のみならず現地の美術にかかわる様々な人々と交流し、ロシア文化・美術への理解を深めることができたことについて感謝の意を述べました。プログラムにより得た理解、視野、つながりを、自身の制作・活動を通じて社会に還元する意思が伝えられ、報告会は終了しました。

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

日・サンクトぺテルブルク(ロシア)美術大学間交流プログラム

*交流プログラムは「美術大学間交流グループ派遣プログラム」(平成29年度日露青年交流事業/日露青年交流センター主催)のもと実施されました。

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