2006年度に発足した「国際交流プロジェクト」は、国際交流を大学としてサポートし、個人や学科の経験を大学全体の資産として共有することを目指す制度です。海外の教育機関との共同プロジェクトを通して、新たな美術・デザイン教育の方法論を模索するとともに、本学の教育の在り方を世界に発信します。海外を訪れて現地の学生とともに制作する。そこには、国籍や専攻を越えて語り合う機会が広がっています。また、訪問教授制度や産官学共同プロジ ェクトなどとの、有機的な連携や相乗効果も期待されています。

2022年度採択一覧

Bamboo and Rattan Design Workshop
(協定校プロジェクト)

交流機関 バンドン工科大学
実施研究室(代表者) 基礎デザイン学科(板東孝明教授)
渡航先 インドネシア
実施期間 2023年2月26日~3月10日
内容 本プロジェクトは2007年から現代GP,国際交流プロジェクト、2018年度から協定校プロジェクトとして行われているバンドンエ科大学とのワークショップである。2019年度に計画していたプロジェクトがコロナ禍により直前に中止となってから3年間のブランクを経て再開することとなった。竹およびラタンを素材とした包括的に非木材植物素材を利用したデザインの可能性を探ることを目的とする。代表者の基礎デザイン学科板東教授と工芸工業デザイン学科伊藤教授の担当による英語による造形総合Ⅱ類科目Bamboo Designingを受講した学生の英語を使用したプレゼンテーションの実践の場となることも大きな目的である。ワークショップでは本学、バンドン工科大学双方の学生がチームを組み竹およびラタンを利用したデザインについて1週間通して研究、制作し、その成果を展示する。

Global Design Initiative Workshop: GDI Workshop 2023 Tokyo
(協定校プロジェクト)

交流機関 ケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン、実践大学、ロンドン芸 術大学セントラル・セント・マーチンズ校、ラサール・カレッジ・オブ・アート
実施研究室(代表者) クリエイティブイノベーション学科研究室(デザイン情報学科 長澤忠徳教授/学 長)
渡航先 日本
実施期間 2023年3⽉4⽇〜3⽉10⽇
内容 2014年2月に開催したGlobal Design Education Forum にて発案・合意を得た5大学が持ち回りで主催している国際ワークショップGlobal DesignInitiative(GDI)の第8回 GDI Workshop 2023 Tokyo を、本学と各校との協定に基づいた協定校プロジェクトとして本学市ヶ谷キャンパスを会場として対面で実施。テーマ“Strangeness”に基づくワークショップは全てのプログラムが英語で行われる。今回は、市ヶ谷キャンパスを拠点に、近隣のエリア(神楽坂、秋葉原、神保町)を対象とし、エリア観察とその分析をもとに、設定される3チーム(チームは、参加大学各1名ずつ5名で編成)が、それぞれ提案型のプロジェクトを実施する。