2006年度に発足した「国際交流プロジェクト」は、国際交流を大学としてサポートし、個人や学科の経験を大学全体の資産として共有することを目指す制度です。海外の教育機関との共同プロジェクトを通して、新たな美術・デザイン教育の方法論を模索するとともに、本学の教育の在り方を世界に発信します。海外を訪れて現地の学生とともに制作する。そこには、国籍や専攻を越えて語り合う機会が広がっています。また、訪問教授制度や産官学共同プロジェクトなどとの、有機的な連携や相乗効果も期待されています。
レポート記事を「Globalize!」サイトに掲載しています。 Globalize! レポート14「デザインで国際協力」
2025年度採択一覧
第4.5回ラサ&ムサ映画制作ワークショップ@MAU
(協定校プロジェクト)
交流機関
ラサール・カレッジ・オブ・アート
実施研究室(代表者)
映像学科(小口詩子教授)
渡航先
日本
実施期間
2025年5月31日(土)~6月9日(月)
内容
ラサール・カレッジ・オブ・アートと武蔵野美術大学の学生による共同短編映画制作ワークショップ。
事前講義として5月28日〜5月31日に浦田秀穂氏(撮影監督/ラサール・カレッジ・オブ・アート教授)の課外講座と撮影照明に関するマスタークラスの特別講座を実施。
プリプロダクション:両校学生間でオンラインによる事前打合せをしながら、企画プレゼン〜決定、脚本執筆〜検討、スタッフ編成、ロケハンやキャスティング候補探し〜決定、制作資料作成〜共有。現地日本での準備は本学側で進める。
プロダクション:ラサールの学生たちの日本滞在期間中(5月31日〜6月9日)に撮影〜仮編集〜試写を行う。
ポストプロダクション:両校学生がオンラインでやりとりをしながら、役割分担でカラーグレーディング、整音、仕上げまでを協力して実施。
上映公開:成果物は両校およびオンライン公開などで上映。場合によってはコンペなどにも応募。
International Design Workshop - Find Tokyo
(協定校プロジェクト)
交流機関
バンドン工科大学
実施研究室(代表者)
工芸工業デザイン学科(伊藤真一教授)
渡航先
日本
実施期間
2025年6月30日(月)オンラインオリエンテーション
2025年7月7日(月)オンラインディスカッション
2025年14日(月)~7月18日(金)本学にてワークショップ
内容
武蔵野美術大学、バンドン工科大学双方の学生がチームを組み東京の街を調査し、ディスカッション、デザインワークを通して発表する。昨年度バンドン工科大と行った協定校プロジェクト Find a Treasure in Tokyo では両大学の学生による独自の視点での「東京」を発見→表現へとつなげることが5日間の短期間であったが達成できた。今年度も同時期に3回目のワークショップを同様のテーマで行う。異なる文化での視点が重なり合うことで東京に潜む価値を再発見し、デザインの可能性を探ることを目的とする。
2025 中国美術学院+西安美術学院(特別参加)+ 武蔵野美術大学大学院交流プロジェクト 第三回日中大学院生夏季合同制作キャンプ「存在と考古」-AI時代のデザイン、考古と意味のイノベーション-
(協定校プロジェクト)
交流機関
中国美術学院、西安美術学院(特別参加)
実施研究室(代表者)
映像学科(篠原規行教授)
渡航先
中国、日本 *日本開催分は諸般の事情により中止
実施期間
2025年7月26日(土)~8月23日(土)中国開催
2026年3月16日(月)~27日(金)日本開催 *日本開催分は諸般の事情により中止
内容
中国美術学院創新設計学院と武蔵野美術大学の大学院生を対象とした中国美術学院企画の協定校交流プロジェクトである。創作の起点に民俗文化視察・エスノグラフィーを用いた作品制作実験で、2019年に貴州省黔東南地域、2023年は四川省成都長江流域を調査対象に行われたプロジェクトに続く3回目の実施となる。今回は日中の学生30名が陝西省西安を調査。その後、杭州は中国美術学院に移動して、「存在と考古」をテーマに共同制作を行う。学生同士が異なる文化や価値観を理解し合うこと、日中両国の学生が友好的な関係を築くこと、互いの社会問題や歴史について理解を深めることを目的とする。
NEWS 第3回日中大学院生夏季合同制作キャンプ『「存在と考古」 AI時代のデザイン考古と意味のイノベーション』【中国開催分】を実施しました
Matter Material Matter 2025
(協定校プロジェクト)
交流機関
実践大学
実施研究室(代表者)
空間演出デザイン学科 (安藤北斗准教授)
渡航先
台湾
実施期間
2025年8月3日(日)~8日(金)
内容
台北市近郊でのフィールドワーク、および実践大学の学生とのワークショップを通して、マテリアルの新たな視点と価値を再発掘する。
事前に台湾のマテリアルについて各自デスクトップリサーチを行う。
台湾到着後、各自フィールドワークを行い、現地での事前調査を実施。資料にまとめる。
両大学合同で4日間のワークショップ。4〜5名がグループになり、日本と台湾の素材の差異を発見し、再編集。実践大学のファシリティを活用しながら、新たな素材の魅力を引き出しプレゼンテーションを行う。
最終日に両校の教員によるレビューを実施。
Interaction Design Workshop -Sound & Visual-
(協定校プロジェクト)
交流機関
東西大学校
実施研究室(代表者)
デザイン情報学科(白石学教授)
渡航先
日本
実施期間
2025年8月21日(木)~22日(金)
内容
武蔵野美術大学、東西大学校(韓国)の双方の学生がインタラクティブ作品制作で必要とされる電子工作の知識を短期間の実習形式で行う。協定校として相互に教育的情報の共有をしばらく行なっていなかったが、近年のメディアアート作品の制作方法やインタラクションデザインの教育カリキュラムについて情報交換し、今後、相互にインタラクションデザインの教育について検討する機会を作ることを目的とする。
Design for Development in Philippines
交流機関
Association of Sorsogon Food and Craft Producers Incorporated(ASPI), DTI Sorsogon
実施研究室(代表者)
工芸工業デザイン学科(伊藤真一教授)
渡航先
フィリピン
実施期間
2026年1月25日(日)~2月1日(日)
内容
フィリピン共和国ソルソゴン州ソルソゴンはルソン島のマニラから車で9時間、飛行機で1時間の距離に位置する人口15万人の町である。そのハンディクラフト製品や食品の製品価値向上のために2016・2017年度に国際交流プロジェクトを実施した。最終的に KALIKASAN SORSOGON というブランドを立ち上げ、20点の製品デザインを開発し2017年4月、2019年4月にマニラフェームというインテリアプロダクトの展示会に出展した。新たに複数の生産者を加えてコロナ禍以降のまた、近代化が進んできているソルソゴンにおいての生産者を含むコミュニティの発展にとって必要なデザインを考察、プロトタイピングを行う。また首都マニラにおけるデザイン関連の施設を視察・学修する。
Bamboo and Rattan Design Workshop in Indonesia
(協定校プロジェクト)
交流機関
バンドン工科大学
実施研究室(代表者)
芸術文化学科(佐々木一晋准教授)
渡航先
インドネシア
実施期間
2026年2月22日(日)~3月6日(金)
内容
本プロジェクトは2007年から現代GP、国際交流プロジェクト、 2018年度から協定校プロジェクトとして行われているバンドンエ科大学とのワークショップである。 竹およびラタンを素材とした包括的に非木材植物素材を利用したデザインの可能性を探ることを目的とする。昨年度はTraveling bambooをテーマにテーブル、座る形をデザインした。今年度はLightをテーマに光とこの二つの素材の関係を探求する。
NEWS バンドン工科大学(インドネシア)との協定校プロジェクトを実施しました
離見の見・le regard éloignéand
交流機関
アヴィニョン高等美術学校(ESAA)
実施研究室(代表者)
映像学科(クリストフ・シャルル教授)
渡航先
フランス
実施期間
2026年2月27日(金)~3月12日(木)
内容
武蔵野美術大学(MAU)の「メディアアートラボ」(クリストフ・シャルル担当)は2003年以来、パリENSBA(エコール・デ・ボザール 国立高等美術学校)をはじめとするヨーロッパの美術大学と共同で、協定校プロジェクトや国際交流プロジェクトを実現してきた。今回の国際交流プロジェクトは、MAUとESAA(アヴィニョン高等美術学校)によるコラボレーションの成果を、アヴィニョンで発表する企画である。開催に先立ち、2024年11月から2025年5月まで、両大学の学生たちがオンラインで共同研究を行った。その後、2025年5月9日から20日まで、アヴィニョンESAAの教員2名と学生7名が来日し、東京でワークショップを行う。その成果発表を、飯田橋の東京日仏学院(Institut français)で行う。シャルルゼミの学生は2026年2月27日にパリに渡り、アヴィニョンに移動し、ESAAのブノワ・ボロワザ教授ゼミの学生と共同で制作活動を行う。アヴィニョンのセレスタン教会やGrenier à selアートセンターで、参加学生全員が作品展示およびライブイベント「離見の見・le regard éloigné」を行う。帰国後、展覧会やライブイベントの成果について、web上にアーカイブする予定。
Global Design Initiative Workshop Taipei 2026
(協定校プロジェクト)
交流機関
ケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン、実践大学、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校、ラサール・カレッジ・オブ・アート、デンマーク王立アカデミー(招待校)、国立台湾芸術大学(招待校)
実施研究室(代表者)
空間演出デザイン学科(安藤北斗准教授)
渡航先
台湾
実施期間
2026年3月4日(水)~ 3月10日(火)
内容
2014年2月に開催したGlobal Design Educational Forumにて発案・合意を得た5大学が持ち回りで主催している国際ワークショップ。「GDI Workshop 」と名付けたこのプロジェクトは、5つの協定大学からそれぞれ選抜された学生が、参加校の地域文化と社会状況を観察し課題発見し、協同してグローバルなテーマに取り組むプログラムであり、異文化的相互作用における学びの探求、デザインにおける物語性(ナラティブ)を理解すること、資源としての文化的事物や態度、場所がデザインとしてどう変容させることができるか、そして、新しい世代のデザイナーたちが、彼らの価値、向上心、関心に対して洞察を得ることが目的である。今回は招待校2校を加えた7大学の代表が台北に集い、台北の西端沿岸部に位置する歴史的な街、淡水について「Rebranding Tamsui to Strangers」をテーマにワークショップを実施する。
NEWS 「Global Design Initiative Workshop:GDI 2026」(協定校プロジェクト)を実施しました
弘益大学校との共同鑑賞教育研究-旅するムサビプロジェクト in 韓国
(協定校プロジェクト)
交流機関
弘益大学校
実施研究室(代表者)
言語文化(三代純平教授)
渡航先
韓国
実施期間
2026年3月22日(日)~27日(金)
内容
弘益大学校の学生・教員と鑑賞教育に係るシンポジウム及び合同ワークショップを開催する。さらに現地の高校2校を訪問し、日本語を学ぶ生徒と美術を学ぶ生徒、それぞれのクラスで対話鑑賞を行う。また国際交流基金ソウル日本文化センターを訪問、韓国におけるSTEAM教育の現状をヒアリングし、言語教育と鑑賞教育の交差する可能性について考察する。
NEWS 弘益大学校(韓国)との協定校プロジェクト(共同鑑賞教育研究-旅するムサビプロジェクトin韓国)を実施
2026年3月31日更新