武蔵野美術大学研究紀要掲載論文一覧

31号(2000年度)

執筆者 論文タイトル
岡部あおみ フランスにおける現代美術展の観衆と嗜好の形成について
リニューアル・オープンしたポンピドゥー・センター
隠岐由紀子 ギュスターヴ・モローと異郷探検記
野口克洋 大学生の英語学習を促す学習者要因についての一考察
高市美千佳 関係詞節の指導のための一試案
藤田尊潮 フランソワ・モーリアックの作品における<水>と<泥>のイメージ

30号(1999年度)

執筆者 論文タイトル
椎名純子 風土が生んだ空間造形
保坂陽一郎/立花直美/倉田直道/
吉田慎悟
都市街区の構成の研究
街並み特性の国際的都市比較 ― その2
島崎 信/寺原芳彦/朝山 隆/
山田佳一朗/米田智明
近代名作椅子の座面の構造及び素材等による、座り心地と適性座面高の研究
―体圧分布調査と体感調査より―
下村千早/井上野枝/邵立辰 情報デザイン:モノのデザインからプロセスのデザインへ/ソフトウェア・デザインにおける物語の情報構造化と視覚情報の変換・表現体系/
斎藤国靖 絵画技法と色面境界(さかいめ)の変遷及び油性テンペラについての一試論
井上友子 オーブリー・ビアズリー研究の一考察
― アレクサンダー・ポープ著『髪盗み』を中心に ―
久郷雄一朗 分析的キュビスム絵画における形態と空間の関係
櫻庭美咲 江戸時代に舶載されたライン炻器製酒器についての一試論
藤田尊潮 Images de l'été et images du «feu» dans l'œuvre de François Mauriac
花光里香 日本人の対立: よりよいコミュニケーションを目指して
成瀬俊一 無感動な宇宙飛行士: 「未知のものの形」一考
小倉 貢/山本唯博 女子学生の身体測定値に関する一考察
小原 昭 パラダイムの概念とメタフォリカルな認知の過程
小沢明也 トマス・アクィナスにおける善・法・徳―グローバルなエンスを求めて
富松保文 <対象>について

29号(1998年度)

執筆者 論文タイトル
隠岐由紀子 日本に導入された裸体美学
日賀野友子 オーブリー・ビアズリー研究の一考察 ― 文芸誌『サヴォイ』を中心に ―
千々岩英彰/白石学 広告色彩の快適性評価システムの研究開発
下村千早/井上野枝 情報デザイン(1994)-2: モノのデザインからプロセスのデザインへ/ソフトウェア・デザインにおける情報プロセスの組織化とインタラクション/
杉本賢司 美術品の除染に関する調査研究
小笠原伸 1960年代の東京を読解・記述する ~ 「東宝クレージーシリーズ」を例に ~
高市美千佳 比較構文とその意味
有馬健一 フランク・ノリスの評論と手紙 ― 世紀末アメリカ自然主義文学論 ―
成瀬俊一 Children and "Parents'Authority" in the Chronicles of Narnia
白石治恵 昇華としてのペルソナ ― シェリーの中期作品における自己理想化の過程 ―
高橋陽一 宗教的情操の涵養に関する文部次官通牒をめぐって
― 吉田熊次の批判と関与を軸として ―
富松保文 想像論序論
藤澤 紫 春信絵本の諸問題 ― 墨摺絵本に見る図像の継承と展開 ―

28号(1997年度)

執筆者 論文タイトル
隠岐由紀子 黒田清輝をめぐる洋画黎明期の裸婦像
石井元章 イシスの結び目トゥッリオ・ロンバルド作<吝嗇家の心臓の奇跡>
(パドヴァ、イル・サント聖堂)に関する一考察
新田建史 パルミジャニーノ作≪長い頸の聖母≫「無原罪のお宿り」の含意について
大野 彩 フレスコにおける石灰とビアンコ・サンジョヴァンニに関する実験
千々岩英彰 色彩に対する官能値の国際的データベースの構築とその成果
下村千早/井上野枝 情報デザイン(1994):モノのデザインからプロセスのデザインへ
沢 良子 ブルーノ・タウトの熱海旧日向別邸 ― 建築手法及び理念からみた位置づけ ―
杉本賢司 スパッタリングガラスに映り込んだ映像の研究
高市美千佳 前置詞の用法に関する英語教育的考察
野口克洋 大学生の英語学習に対する動機付けと学習効果についての一考察
近藤ゆう子 英語曖昧母音 / ə / の習得:第二言語におけるミクロレベルの音声特徴を習得するということ

27号(1996年度)

執筆者 論文タイトル
斎藤國靖/鈴木民保 ティツィアーノとレンブラントの模写による技法研究
大野 彩 下地に見るフレスコ技法の東西
隠岐由紀子 写実の中の虚構
...コローの写生風景画における諸問題
日賀野友子 オーブリー・ビアズリー研究の一考察 ― E.C.バーン=ジョーンズとの関係 ―
岡山理香 近代能楽堂の成立過程における山崎静太郎の果たした役割について
沢 良子 日本論とブルーノ・タウト
― 関連邦文文献をめぐって
小石新八/大抜久敏/福田寿寛 空間デザインのコミュニケーションの研究
― 舞台制作過程におけるVR技術の応用 ―
小原 昭 イメージ論のゆくえ:コードから心的表象へ
関根慶治郎 黒白写真における『モチーフによるフィルムの選択』についての考察
杉本賢司 He‐Neレーザーを用いた伝統的木造建築の非破壊試験方法に関する研究
江藤秀一 ドクター・ジョンソンとボズウェル夫人の不和
野口克洋 英語リスニング指導におけるノート・テイキングの効果に関する一考察
河原崎やす子 日系アメリカ文学の近作の示す戦争の意味
富松保文 <一つ>考
貴田 庄 小津安二郎の撮影技法
ロー・アングルと移動撮影を中心として

26号(1995年度)

執筆者 論文タイトル
保坂陽一郎/立花直美/倉田直道 都市街区の構成の研究
街並み特性の国際的都市比較
小宮山博史 ロンドン伝道会による13.5ポイント明朝体の開発とオランダ・日本への伝播、および書体比較
鎌田康昌 ホログラフィの造形教育的効用
杉本賢司 能面の色彩構成に関する研究
千々岩英彰 色彩感情の交叉文化的研究(2)
― 日・中・台・韓美術系学生の色彩感情の比較研究―
中山敦夫 学問の自由と大学の自治の基礎法理
高市美千佳 英語教育についての考察: 記述の対格と 'than' の用法に対処して
野口克洋 英語リスニング能力の向上をめざす指導法に関する一考察
― 武蔵野美術大学生の場合 ―
藤田尊潮 F.モーリアックの<コンヴェルシオン>に関する一考察
有馬健一 カリフォルニアのアール・ヌーヴォー
― 雑誌『ラーク』と小説『マクティーグ』に映るもの
河原崎やす子 日系アメリカ文学に描かれた結婚の現実 ― 女たちの苦難と葛藤 ―
成瀬俊一 気まずいボヘミアンたち: イーディス・ネズビット『砂の妖精』再考
澤田七郎 ドルトン・プランの教育方法にみられる学習心理について
富松保文 語ることと理解すること ― アウグスティヌス『教師論』試論 ―
貴田 庄 小津安二郎のコンティニュイティ

25号(1994年度)

執筆者 論文タイトル
隠岐由紀子 ギュスターヴ・モローと「プリミティヴ」絵画
片桐頼継 レオナルドの≪最後の晩餐≫の構図について ― 制作過程に関する試論 ―
小石新八 額縁型舞台空間の特質 ― 枠組の中のイリュージョン ―
寺田秀夫/小島常成/佐藤むつみ CADにおける図形フォーマットの基本仕様に関する研究
― 室空間の配置計画の分析及び比較検討のための支援ツールの試作 ―
杉本賢司 オフィスビルのインテリジェント化の概要
向野康江 美術科教育の問題意識から探る色彩研究の可能性
田中憲彦 中世都市共同体の成立について
立花義遼 「位置」を読む
澤田七郎 イメージの視覚言語と言語の相互関連性と創造力を高める教育方法の基礎的研究
― 美術学生の創作活動からの検討 ―
大里俊晴 ヴィデオ・クリップの戦略
江藤秀一 18世紀英文学と挿し絵の関係
有馬健一 世紀転換期のサンフランシスコ文化
― カリフォルニア・ミッド・ウインター・フェアの後の高揚
田口幸恵 『ヴィレット』の主題
黒柳修一 F.W.ニーチェの教育思想についての一考察
― 「生涯学習論」との関連で ―
富松保文 他人の心を知ることができるか
小久保明浩 近代における塾の研究(二)

24号(1993年度)

執筆者 論文タイトル
濱田 隆 葡萄にみる花鳥画的視点と静物画的視点
坂上桂子 レオノール・フィニと母権制社会
隠岐由紀子 カミーユ・コローにおける過去の芸術の受容について ― 『化粧』を中心に
大野 彩 フレスコ作画法の研究
下村千早 デザインにおけるコンピュータを用いた対話について
― 発達過程における対話デザインの原形 ―
小宮山博史 美華書館16ポイント明朝体補遺、および11ポイント明朝体の変遷と平野活版所5号明朝体との比較
大里俊晴 声とその影 ― 二重音唱法のプロブレマティック ―
貴田 庄 18世紀フランスのマーブル紙づくり
― ディドロとダランベールの『百科全書』における「マーブル紙職人」を中心として
小原昭 視覚的メタファーをめぐって
佐藤淳一 和文ディジタルフォント中のキリル文字に見る書体概念
千々岩英彰/下村千早/馮 節 色彩感情の交叉文化的研究(1)
― 日本中国美術系学生の色彩感情の比較研究 ―
中山敦夫 著作権法における応用美術の保護
関 俊彦 北アメリカ・北西海岸部先住民の造形表現(1)
千葉 功 『マロウンは死ぬ』の文体
高市美千佳 英語の発音指導の一試案
野口克洋 俗語使用における性差について
藤田尊潮 F・モーリアック『キリスト者の苦悩と幸福』の成立過程に関する一考察
― 『罪人の苦悩』の失われた第1章をめぐって ―
河原崎やす子 メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』考察
― ゴシックとSFとフェミニズムの関わり ―
有馬健一 『オクトパス』の中のプレスリーの姿を追って
― 審美家からテロリストへ
加藤雅郁 フロベールの小説に見られる探求者 ― 初期習作に見られる探究のあり方
富松保文 存在と知覚 ― メルロ=ポンティにおける<もの>への問い ―

23号(1992年度)

執筆者 論文タイトル
桑原住雄 すれちがいの対話 ― 日米美術交流の構造
片桐頼継 レオナルドの≪三博士礼拝背景素描≫ ― その作図法の性質について ―
隠岐由紀子 青木繁における西洋図像の受容について
飯田賢一 技術史教育・人間教育の視点からみた河井寛次郎の仕事
小宮山博史 19世紀ヨーロッパ・中国での明朝体金属活字の開発、そして日本への伝播
小石新八 空間の図式的考察 ― その3 ― 空間と座標軸 ―
小井土滿/鬼束恵司/捧公志朗/
齋藤昭嘉
ネパールにおける精密鋳造Ⅰ
為ヶ谷秀一 ハイビジョンCG
楠かつのり 動画から静止画へのアプローチ
大熊俊隆 商業施設と都市環境とのかかわり
川間哲夫 デザイン史についての記号論的考察
小原 昭 視覚記号におけるイコン性について
中西裕一 死を見つめて ― エウリピデス『アウリスのイーフィゲネイア』より
平尾 始 生と死の連続性と科学 ― 脳死をめぐって
中山敦夫 学則の法的性格と学生の在学関係
田中憲彦 フランク法における贖罪金規定をめぐる問題
広瀬隆雄 学校5日制と二つの論理
山下利之/村山久美子 美術系大学生の教科イメージ ― 文科系、理科系大学生との比較
千葉 功 「モロイ」の文体
江藤秀一 ジョンソン博士の批評 ― Periodical Essaysを基に
野口克洋 与論島における方言使用とコード・スウィッチングについて
有馬健一 フランク・ノリスの『オクトパス』について ― プレスリーの姿を追って(1)
加藤雅郁 『三つの物語』(Trois Contes)における「時」の差異 ― 小説の冒頭部をめぐって
西久保康博 ヴィム・ヴェンダース ― 自己とアイデンティティをめぐって
河原崎やす子 フェミニズムSFにおけるジェンダー
山本唯博/安部泰人/
小倉 貢 /荒木 豊
野球のバットスウィング時におけるリストワークのトルク波形分析
小久保明浩 近代における塾の研究(一)
佐久間保明 「注文の多い料理店」と虎狩り

22号(1991年度)

執筆者 論文タイトル
執筆者
論文タイトル
日本画学科研究室:
毛利武彦/川崎鈴彦/那須勝哉/
滝沢具幸/三浦耐子/清野圭一
法隆寺金堂壁画模写と日本画顔料の研究
磯辺辰夫/加藤健二/稲葉秀行/
島津 洋/瀬島 匠
トライアングルハーモニー ― 短大美術科教育の変遷
脇谷 徹 「ゲントの祭壇画」にみるフランドル油彩板絵に関する一考察
片桐頼継 レオナルド作「三博士礼拝」図の背景について
下村千早 ディジタル・フォントのデザイン ― コンピュータによる漢字書体のデザイン ―
下村千早/寺山祐策/北條みぎわ デザインの記号論試論
小石新八/牧野良三 都市空間の劇的要素 ― スペクタクルの日常化
米村 晣 ひとつの国際文化交流
松村 光 新・衣服のカタチ
貴田 庄 ロマン主義時代のフランス装丁の特質について
寺田秀夫 2層ドームの作成プログラムについて
― 球面の測地線分割方法とその楕円面分割への拡張
立花直美 多摩川河川敷における景観評価 ― 植物相を主とした生物認知
関 俊彦 北アメリカ・カリフォルニア先住民の造形表現
広瀬隆雄 「子どもの権利条約」の意義と問題点
村山久美子/山下利之 美的経験としての至高経験
高市美千佳 名詞句内の語順に関して英語と日本語の対比的研究
― 外国語としての英語教育のために
江藤秀一 トーマス・ロウランドソンと18世紀のロンドン
有馬健一 フランク・ノリスの『小麦立会場』について
― ローラの不安と美意識の背後に見えるもの
小澤 直 ローベルト・ヴァルザーの「薔薇」
小倉 貢/山本唯博 踏み台昇降運動に関する研究 ― 安静時脈搏数との関連について ―
鈴木 潔 火焔光背考 ― 仏教彫刻における人体像と光背表現の関係について ―
佐久間保明 『都会の憂鬱』論 ― 日かげ者の真意 ―