日々発展する高度情報社会は、私たちに創造的な意識改革と情報環境の技術革新を求めています。デザイン情報学コースは、汎技術としてのデザイン知の覚醒を基礎に「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究」と「経験を拡張するためのデザイン研究」という、互いに深く関係し合う二つのコア領域によって構成されています。デザイン情報学コースでは、本学の国際的な教育研究環境を活用した幅広い研究が展開されています。それは従来型の研究論文を執筆するスタイルを基本としつつも、問題発見から社会的効用までを見据えた新提案を行うプロジェクト形式から、新たなデバイスやアプリケーションをデザインして経験を拡張するメディア表現を試みるものまで、さまざまです。

[コース別必修科目] デザイン情報学特論Ⅰ/デザイン情報学統合演習Ⅰ/デザイン情報学特論Ⅱ/ デザイン情報学統合演習Ⅱ

理念・教育目標

美術大学という本学の教育環境は、理工学系とは異なる「美」を根幹とする思考体系と、「文化」を基盤とする人間の感性価値を重視するユニークな環境です。この特性を生かしたデザイン情報学コースの教育は、「美」と「文化」と、従前からの国際性の重視を基盤とする問題意識の中に、望ましい科学技術文明の展望を内包させたものです。国際社会で活躍する高度な人材育成のために、英語による授業や指導も充実させた国際教育プログラムとして展開される本コースの教育研究は、互いに深く関係し合う以下のふたつの実践的なコア領域と、その基盤となる理論研究を含むプログラムによって構成されています。

「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究〈Practical Study on Creative Leadership〉」は、デザイン効用論をベースに、知的活動を行なう企業や社会組織で取り組むデザイン・プロジェクトにおける新しいカタチでのリーダーシップを育成するための実践的な研究です。デザイン活動の主体であるヒューマンリソースに関して、いかに既存の領域概念を打破し、新しい諸領域のインタラクションを実現するか。プロジェクトベースの実践体験や事例研究を通して、グローバルな視点や異文化コミュニケーションとコラボレーション能力を育み、より高度な創造的リーダーシップを育成する取り組みです。

「経験を拡張するためのデザイン研究〈Design Practice for Augmented Experience〉」は、ネットワークコミュニケーションやITによる経験拡張技術の進歩とデザイン思考を組み合わせた取り組みです。ますます高度化する情報環境における私たちの経験を拡張する新たなデバイスやアプリケーションをデザイン研究し提案する試みです。情報科学や感性工学的な手法を活用して、美術大学という環境の特性を生かし、造形表現力を基盤とした新しい経験拡張のメディア表現やデザインの可能性を開拓します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

ふたつのコアとなる専門領域「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究」と「経験を拡張するためのデザイン研究」に加え、その基盤となるデザイン思考・理論・手法について、以下の方針に基づくカリキュラムが構成されています。

基盤となるデザイン思考・理論・手法

  1. イノベーション力の陶冶
  2. デザイン情報学の基礎理論と関連領域における諸理論の習得
  3. 最新のデザイン思考・理論・手法の学習
  4. グローバルな視点の獲得、コミュニケーション力とコラボレーション力の強化

「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究」

  1. デザイン・プロジェクトにおける高度な創造的リーダーシップの育成と、その手法の研究
  2. 経営資源マネジメント方法論の習得
  3. 創造的プロジェクトの事例研究と、プロジェクトの体験的な実践

「経験を拡張するためのデザイン研究」

  1. 情報通信技術を利用した経験拡張の理論、技法の習得
  2. 造形表現力の強化と、新しいメディア上での表現の可能性の追求
  3. 経験拡張のためのデバイスやアプリケーションの、主にデザイン面からの研究および提案

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

先端的な科学技術文明と生活をつなぐ「汎技術としてのデザイン知」を実社会に生かすために、「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究」、「経験を拡張するためのデザイン研究」に関心を持ち意欲的に取り組む素質と目的意識を有する学生を求めています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

デザイン情報学コースに学んだ学生には、以下の点について総合的な観点から評価します。

  1. デザイン情報学の可能性を実践的かつ理論的に考究しているか
  2. 「イノベーション」と「クリエーション」という概念を、「クリエイティブ・リーダーシップに関する実践的研究」と、「経験を拡張するためのデザイン研究」において、具体的に体現しているか
  3. 研究者、クリエーターとして、次代を担う国際社会で活躍する高度なデザインの専門性を有しているか

デザイン情報学コースの教員、研究室スタッフは造形学部デザイン情報学科の教員紹介ページをご覧ください。専任教員には詳しいプロフィールへのリンクもあります。

研究室サイト

デザイン情報学科研究室の特設サイトもご覧ください。
デザイン情報学科研究室サイト

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