社会性を考慮した論理的アプローチと、美を求めた感覚的アプローチの両面から研究していきます。本コースは、「さまざまなメディアに対応する表現方法」「コミュニケーションを軸とした創発的思考」「デザイン・アートにおけるデジタル技術」を基盤とし、それらを横断的な視座で捉え、自ら研究・制作領域を開拓することを期待します。研究プロセスによって最適な課題設定を行い、論文執筆もしくは作品制作、またはその複合的な成果として具体化します。

理念・教育目標

デザイン情報学コースは、多様なデザイン行為やメディア表現を情報学の視座から研究し、生活や社会環境に対する新たな捉え方を提示することを教育理念とします。また、本コースは、研究アプローチによって最適な研究成果を求め、論文執筆もしくは作品制作、またはその複合的な成果も受容し、デザインとその周辺世界を開拓する理論構築とその実践を教育目標とします。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

大学院造形科デザイン専攻デザイン情報学コースでは、現代社会のさまざまな事象を情報学の視点から分析し、デザイン的思考で再構築し提示できる研究者の養成を目的としています。また、デザインの専門領域がデジタル化によってボーダレスになっている流れを本コースでは「様々なメディアに対応する表現方法」「コミュニケーションを軸とした創発的思考」「デザイン・アートにおけるデジタル技術」の3つの視点で捉え、学生が主体的に研究・制作領域を開拓していくためのカリキュラムで構成しています。大学院2年間を通して「デザイン情報学統合演習Ⅰ・Ⅱ」で、学生自ら研究テーマを設定し、関連する分野の先行研究・事例を調査しながら分析的な思考を養い、修士研究・作品制作を計画・実行していきます。本コースの各専任教員は以下の研究領域を専門としており、その中から選択し指導を受けることができます。

  • グラフィックデザインを基点としたメディア編集術およびアジアンデザイン
  • 創発的なコミュニケーションのデザインとデジタルコンテンツデザイン
  • コンピュータ関連分野。オペレーティングシステム、ネットワーク関連
  • Web を基盤とする写真表現(Photography as web-based art)の実践的な研究
  • デザイン分野における心理学的分析およびデザインリサーチ
  • 手続型コンピュータグラフィックスによる造形表現

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

先端的な科学技術文明と生活をつなぐ「汎技術としてのデザイン知」を実社会に活かすために、「様々なメディアに対応する表現方法」「コミュニケーションを軸とした創発的思考」「デザイン・アートにおけるデジタル技術」に関心を持ち意欲的に取り組む素質と目的意識を有する学生を求めています。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

大学院造形科デザイン専攻デザイン情報学コースでは以下の項目に示す能力を習得した学生に学位を与え、修了認定をします。

  1. 自己の研究・制作に関連する領域を独自的で新規性のある視点で捉え、研究を進めることができる
  2. 主体的に論文執筆もしくは作品制作、またはその複合的な成果として具体的に体現し、社会へ向けて発表・発信することができる
  3. 現代社会のさまざまな事象を情報学の視点から分析し、デザイン的思考で再構築し提示できる

デザイン情報学コースの教員、研究室スタッフは造形学部デザイン情報学科の教員紹介ページをご覧ください。専任教員には詳しいプロフィールへのリンクもあります。

研究室サイト

デザイン情報学科研究室の特設サイトもご覧ください。
デザイン情報学科研究室サイト

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