2015年度
紙から生まれるコミュニケーションデザイン
研究先 |
株式会社マルアイ |
研究室 |
視覚伝達デザイン学科 |
期間 |
2015年4月~10月 |
内容 |
株式会社マルアイは、祝儀用品の全国シェアNo.1を誇り、近年では、のし紙を付箋タイプの形状にした「こころふせん」など、新しいコンセプトのステーショナリーを世に送り出している企業です。今回の産学では、「紙からうまれるコミュニケーションデザイン」というテーマで、紙製品の提案を行いました。リサーチの一環として、マルアイの工場見学にも出かけ、製品がうまれる現場を見ることで紙への理解をより深めることができました。提案作品中、3名の作品が商品化されることになりました。 |
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笠間市トータルデザイン事業
研究先 |
茨城県笠間市 |
研究室 |
基礎デザイン学科 |
期間 |
2015年7月~2016年2月 |
内容 |
笠間市の歴史や自然、進行中の事業などの現状を踏まえ、交流・定住人口の増加に資するデザイン提案を行いました。提案は大きく分けて3つに分かれ、まずは笠間市がもつ資源やみどころを対外的にわかりやすく発信するためのvisual book制作、次に収穫後の稲わらでつくったわらアート屋台が町を回遊するイベント実施、最後に市の民俗資料館を改良し市民や観光客が集うカフェを作ることを提案しました。 |
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笠間栗ブランディング
研究先 |
茨城県笠間市 |
研究室 |
基礎デザイン学科 |
期間 |
2015年6月~9月 |
内容 |
茨城県は全国一の栗の産地で、特に笠間市は栗の栽培がとてもさかんです。日本一の栗産地としてのブランドを確立するため、栗関連商品の統一ロゴを提案し、ロゴを用いた幟やTシャツを制作し、ブランド形成に繋がるデザインを展開しました。 |
わらアートまつり2015
研究先 |
新潟市西蒲区 |
研究室 |
基礎デザイン学科 |
期間 |
2015年5月~8月 |
内容 |
米どころ・新潟を象徴する米の収穫後に残った稲わらを活用して何かできないか?という地元の方の相談を受け、稲わらで巨大なオブジェを制作し、展示することを提案した「わらアート」制作。8年目を迎える今年は「生き物」をテーマに、ティラノサウルス、トリケラトプス、カニなど、計6点が展示され、わらアート史上初めて、わらアートが池に浮かぶ作品「かもめのガガーリン」が制作されました。わらアートまつりを広報するため、ポスターのデザイン、facebook運営等も行い、展示期間2か月で5万人近い来場者がありました。
西蒲区webサイト
Facebook わらアート |
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畑の実りでドレスアップ事業
研究先 |
新潟市西蒲区 |
研究室 |
基礎デザイン学科 |
期間 |
2015年6月~2016年1月 |
内容 |
地元の方が作る魅力ある新潟市西蒲区の特産品を広めるため、生産者に特産品の特徴、歴史、製造工程、改善したい点などのお話をうかがい、新たなパッケージデザインや新商品展開の提案を行いました。 |
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ららぽーと立川立飛 スペースデザインプロジェクト
研究先 |
三井不動産株式会社 |
研究室 |
工芸工業デザイン学科、空間演出デザイン学科、建築学科 |
期間 |
2015年4月~12月 |
内容 |
平成27年12月に開業したららぽーと立川立飛の3階の共用空間の家具、廊下壁面および館外オブジェのデザインを行いました。ららぽーと立川立飛のコンセプト「& Garden Tachikawa」を基に、訪れた方が新しい発見をし、心に残る感動体験を得られること、地域の皆さまの憩いの場となることをテーマにしています。工芸工業デザイン学科、空間演出デザイン学科、建築学科から総勢50名ほどの学生が様々なデザインを提案し、その中から選ばれた7作品が設置されました。作品設置時には、家具作品を楽しく巡り見ていただくしかけとして、スタンプラリーも開催しました。 |
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士業における企業ブランディング
研究先 |
株式会社AGSコンサルティング |
研究室 |
基礎デザイン学科 |
期間 |
2015年6月~2016年1月 |
内容 |
株式会社AGSコンサルティングのコーポレイトアイデンティティ形成を行いました。一般的に堅いイメージを持たれる士業のイメージを、身近なものに引き寄せることを一つのテーマに、ロゴの提案に加え、企業の理念・概要を伝える会社案内のデザイン提案を行いました。 |
三鷹市立図書館ロゴマークを活用したブランディング
研究先 |
三鷹市教育委員会 |
研究室 |
視覚伝達デザイン学科 |
期間 |
2015年4月~12月 |
内容 |
本学と三鷹市立図書館の産学共同プロジェクトにより制作された三鷹市立図書館のロゴマークを活用したコーポレートイメージの企画・制作を通し、三鷹市立図書館のブランディングプロジェクトを行いました。 |
UMARTs2015~うまからうまれるアート展~
研究先 |
公益財団法人 馬事文化財団 |
研究室 |
芸術文化学科 |
期間 |
2015年4月~2016年3月 |
内容 |
公益財団法人馬事文化財団とのコラボレーション企画として、本学在学生、卒業生の参加する展覧会「UMARTs2015−うまからうまれるアート」展を開催しました。17名の若手作家が競馬場に赴き馬を五感で体験し制作した新作を、馬の博物館で展示しました。さまざまな馬の魅力を伝える作品展示に加え、馬文化の魅力の再発見につながるユニークなパブリックプログラムを企画・実施しました。 |
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バンザイプロジェクト~陸前高田発の復興に向けたものづくり~
研究先 |
株式会社バンザイファクトリー |
研究室 |
工芸工業デザイン学科 |
期間 |
2015年9月~2016年3月 |
内容 |
震災後に陸前高田でIT技術を駆使した木工製品の製造、販売を行っているベンチャー企業「バンザイファクトリー」と協働し、ユニバーサルデザイン検証を取り入れた木材によるスマートフォンケースのデザイン開発を行いました。今回の研究では、材料調達から製造までの行程を現地で行うことで、陸前高田の雇用を生み出し、ものづくりを通じて復興につながる事業としてゆくことも目的の一つとしました。開発のプロセスにおいて、様々なIT技術が活かされましたが、特に強度と構造の関係性や、握りやすさと造形の関係について、精度の高いプロトタイピングを行い、人間工学的に身体にかかる負担の数値化を行いました。平成28年6月には製品完成発表会を実施予定です。 |
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「ウェアラブル端末とwebサービスを手段とするシステムデザイン」に関する研究
研究先 |
カシオ計算機株式会社 |
研究室 |
デザイン情報学科 |
期間 |
2015年5月~9月 |
内容 |
アウトドアにおけるウェアラブル端末(リストウォッチ等)に関連する製品・サービスを利用した新しい利用価値と商品展開方法を研究しました。提供すべき「こと」、ウェアラブル端末の利用文脈、Webサービスイメージなどを提案しました。 |
「将来モビリティーとそれを支える足回り」のデザイン研究
研究先 |
株式会社ブリヂストン |
研究室 |
工芸工業デザイン学科 |
期間 |
2015年6月~9月 |
内容 |
2030年頃の社会や生活の変化、モビリティー技術の進展について、ビジョン/コンセプトを想定し、足回りを含めたモビリティーデザインの全体像を提案しました。 |
ブランド力を高めるためのデザイン戦略研究
研究先 |
株式会社ブリヂストン |
研究室 |
デザイン情報学科 |
期間 |
2015年4月~6月 |
内容 |
本学と同じ小平市にあるブリヂストンからの依頼を受け、ブランド力向上のためのデザインの在り方や可能性について研究しました。ブリヂストンのスタッフと学生との3か月に渡るリサーチ、活発な意見交換の後、最終プレゼンでは「ブランド力向上のために何ができるか?」といった提案がなされました。「タイヤ」のイメージが強いブリヂストンに対し、「タイヤ」を活かした実践的なものから「タイヤ」に拘らない斬新なものまで、様々な種類のデザイン戦略が提案されました。 |
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和紙で織った素材の新規デザインプロトタイプ創作
研究先 |
大建工業株式会社 |
研究室 |
工芸工業デザイン学科(クラフトデザインコース/テキスタイル)、デザイン情報学科 |
期間 |
2015年4月~12月 |
内容 |
機械抄き和紙の新しい素材のデザイン開発プロジェクトを行いました。機械抄き和紙は、現在大建工業の商材である畳で、い草の代わりに使われている素材です。この素材を使って新しい素材開発・デザイン開発を行い、テキスタイルという形でアウトプットしました。和紙そのものの素材の良さや特性を考えて新しいテキスタイルデザインを提案し、提案作品の展示も行いました。 |
理化学研究所横浜地区展示プロジェクト2015
研究先 |
理化学研究所 |
研究室 |
油絵学科、彫刻学科 |
期間 |
2015年7月~2016年3月 |
内容 |
美術大学で生み出された学生たちの優れた作品を多数の科学者に紹介することにより、美大生・科学者の内面交流が発生し、双方の活動に好影響が生み出されるのではないかとの見地に立ち、理化学研究所横浜事業所に学生作品を展示するプロジェクトです。研究棟の廊下、食堂、休憩スペース等、研究者が日常的に使用する空間に絵画版画、彫刻等の様々な作品を展示しています。 |
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府中の森芸術劇場クリスマスディスプレイに関する研究
研究先 |
公益財団法人 府中文化振興財団 |
研究室 |
芸術文化学科 |
期間 |
2015年9月~12月 |
内容 |
「府中の森芸術劇場アーツプロジェクト」は芸術文化学科創設以来継続して行っているデザイン活動です。府中の森芸術劇場は3つの大きなホールが一体となった巨大な施設で、劇場より提案されるテーマに基づき、学生たちがデザイン、プレゼン、制作、設置までを担当し、お客様に対しての様々な「おもてなし」を空間ディスプレイで展開する、現場実現型授業です。今年のプロジェクトメンバーは1年生6名。「劇場のクリスマス・パーティー」をテーマに、直径2mのリースと、長さ50cmの立体的な赤い星を250個手作りして展示しました。企画、デザイン、製作、展示の一連の行程を3ヶ月で集中的に達成し、劇場空間が正に劇的に変貌しました。 |
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タイカプロジェクト~CMFを発展させた新たな価値の創出~
研究先 |
株式会社タイカ |
研究室 |
工芸工業デザイン学科 |
期間 |
2015年9月~10月 |
内容 |
株式会社タイカは、「多機能素材事業」、「ウエルネス事業」、「曲面印刷事業」を中心に自動車から家電、インテリアなど様々な製品に応用できる「技術開発型企業」です。今回の研究では「曲面印刷事業」が行っている、特殊フィルムを水圧で材料に転写する技術について、様々なライフスタイルに向けた加飾の可能性を提案しました。事業化につながることを目的として、自動車内装部品(インテリアを含む)、コスメ用品、オフィス家具、スポーツ用品にカテゴリーを絞り、授業では、ターゲットユーザーの想定に始まり、デザインコンセプト・製品コンセプトの提案、実際のデザイン提案という事業に向けた一連の流れを行いました。 |
アクティブライフを演出する将来スバルのモビリティ研究
研究先 |
富士重工業株式会社 |
研究室 |
工芸工業デザイン学科 |
期間 |
2015年9月~12月 |
内容 |
「アクティブライフを演出する将来スバルのモビリティ(エクステリアデザイン)研究」をテーマに、具体的な車型に当てはめてスタイルアイデアを創出、最終的に1/4スケールのクレイモデルとして立体造形を提案するプロジェクトを行いました。具体的には2030年北米モーターショーに出展するスバルのフラッグシップデザイン提案を行いました。アイディア創出から始まり、1/4スケールのクレイモデル完成まで3ヶ月で行った本産学は、集中力を持続し取り組んだ結果、大きな達成感を得るプロジェクトとなりました。 |
金属プロダクトの可能性を拡げるメタルプロジェクト
研究先 |
株式会社丸和製作所 |
研究室 |
工芸工業デザイン学科 |
期間 |
2015年9月~2016年7月 |
内容 |
東京都がデザイナー/美術大学と中小企業を結ぶ取組の一つとして行う「デザインコラボ事業」に参加し、実施した産学共同プロジェクトです。丸和製作所は、板金事業を主軸に新たな金属製品の開発を精力的に行う企業です。今回、本学との連携では、増加傾向が続く日本への外国人観光客の方をターゲットに含めた、金属プロダクトの可能性を広げるデザイン提案がテーマとなりました。金属プロダクトの市場調査に始まり、外国人観光客が日本で購入する土産物のリサーチ等、多面的にマーケット調査を行い、コンセプト立案、製品デザイン、試作用図面制作を行いました。コンセプト立案から製品デザインに至る全ての過程で、営業から工場で働く職人の方等、丸和製作所の様々な部署の皆様にアドバイスをいただき、アイディア出しのみで終わる場合と、実際に製品化を目指す場合に踏むべきステップがどのように異なるかを身を持って体験することができました。最終プレゼン後には、全員の提案作品が試作され、一部の作品は、意匠登録、商品化されることとなりました。 |
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公共空間としての「ショッピングセンター」と「アート」の共存
研究先 |
三井不動産株式会社 |
研究室 |
デザイン情報学科 |
期間 |
2015年12月~2016年3月 |
内容 |
様々な方が集まる公共空間としてショッピングセンターとアートの共存をテーマに、3月12日・13日の2日間、ららぽーと立川立飛で「アートと遊ぼう2016SPRING~見て、触れて、楽しもう~」を実施しました。本学デザイン情報学科学生による出前ワークショップ「妖怪たちとお花見会 ―粘土で妖怪フィギュアを作ろう!―」として、タカハシカオリ氏(デザイン情報学科卒業)を講師に迎え、粘土で作られた妖怪に好きな色を塗って、世界に一つだけの妖怪をつくるワークショップを行いました。参加してくださったたくさんのお子様が、春をテーマに色とりどりの妖怪を作り、ワークショップ終了時には参加者全員の妖怪を並べ、記念撮影をしました。また、ワークショップルームには、自由に落書きをできる「落書きコーナー」を設け、学生と参加者が夢中に絵を描く楽しい時間を共有しました。 |
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