2016年度
三鷹市立図書館ロゴマークを活用したブランディング
(三鷹市立図書館移動図書館車両ラッピングデザイン)
研究先 | 三鷹市教育委員会 |
---|---|
研究室 | 視覚伝達デザイン学科 |
期間 | 2016年1月~7月 |
内容 | 昨年度、本学は三鷹市立図書館と連携して、図書館のブランディング(ロゴマークを活用したコーポレートイメージの企画・制作)を行いました。今年度は、そのプロジェクトを継続・発展させる形で「誰にとっても親しみやすさを感じさせる『地域で一番身近な図書館』を表すデザイン」のコンセプトのもと、昨年度制作したロゴマークをベースに、移動図書館車両のラッピングデザインを行いました。提案したデザインは実際の車両に施され、2017年4月から三鷹市内を巡回しています。 |
|
わらアートまつり2016
研究先 | 新潟市 |
---|---|
研究室 | 基礎デザイン学科 |
期間 | 2016年4月~9月 |
内容 | 米の収穫後に残った稲わらで巨大なオブジェを制作し、展示する「わらアート」。9年目を迎える今年は「変幻自在わらアート」をテーマに、ワシ・キツネ・アリ・カメレオン・セイウチ・イカの計6点が制作されました。イカは、昨年はじめて登場した「水に浮かぶわらアート」の第二弾として制作され、好評を博しました。同時に、わらアートまつりを広報するための、ポスターデザイン、facebook運営等も行い、展示期間2か月で多くの来場者がありました。 西蒲区webサイト Facebook わらアート |
|
トーショー ウィンドウディスプレイ制作
研究先 | 株式会社トーショー |
---|---|
研究室 | 芸術文化学科 |
期間 | 2016年4月~2017年3月 |
内容 | 東京都小平市に本社を持つ(株)トーショーの1階にあるディスプレイスペースを活用して、小平市のコンセプトである「プチ田舎」をアピールするという取り組みです。11月は第1弾として「コダイラアニミズム」というテーマをもとに、小平市の魅力である自然や動物などが、精霊として登場し、小平市のシンボル「丸ポスト」の誕生を祝うという展示を行いました。第2弾となる2月のテーマには、同市に伝わる「糧うどん」に関する民間伝承をテーマにした絵巻物、「花嫁のおいしい糧うどん」が選ばれ、3か月間の制作期間を経て4月まで展示されました。 |
雨田光弘『ねこの原画展』及び「府中の森芸術劇場クリスマスディスプレイ」に関する研究
研究先 | 公益財団法人府中文化振興財団 |
---|---|
研究室 | 芸術文化学科 |
期間 | 2016年4月~2017年3月 |
内容 | 「府中の森芸術劇場アーツプロジェクト」は、芸術文化学科創設以来継続して行っているデザイン活動です。府中の森芸術劇場より提案されるテーマにもとづき、学生たちがデザイン・プレゼン・制作・設置すべてを担当します。今年は「雪降る街のクリスマス」をテーマに、雪と家をモチーフにした長さ3mの動くモビールを50個制作し設置。好評を博しました。また今年は、開館25周年を記念し、劇場の月刊情報誌「シアターニュース」の表紙を担当している雨田光弘氏のイラスト原画展も行い、ポスター等のデザインから展示・照明計画、額装、設営まですべて行いました。 |
|
UMARTs2016~うまからうまれるアート展~
研究先 | 公益財団法人馬事文化財団 |
---|---|
研究室 | 芸術文化学科 |
期間 | 2016年4月~7月 |
内容 | 昨年、公益財団法人馬事文化財団とのコラボレーション企画として、本学在学生、卒業生の参加する展覧会「UMARTs2015−うまからうまれるアート」展を開催しましたが、今年もその巡回展として、17名の若手作家が競馬場に赴き馬を五感で体験し制作した新作を、馬の博物館で展示しました。同時に、馬文化の魅力の再発見につながるユニークなパブリックプログラム「君とつくる、ウマサマー!」の企画・実施も行いました。 公益財団法人馬事文化財団 |
|
笠間市トータルデザイン研究事業
研究先 | 笠間市 |
---|---|
研究室 | 基礎デザイン学科 |
期間 | 2016年5月~2017年3月 |
内容 | 2012年度より継続して茨城県笠間市と行っているプロジェクトの5年目。毎年、ひとつの地区を重点地区として選び、その地区の特徴を捉えたデザイン提案を行い、結果として市全体の魅力を再発見し内外へ発信することを目的としています。2016年度の重点地区は「友部駅周辺」。友部駅と一体化した新しい考え方のコンシェルジュサービス施設の提案を行いました。また同時に、地域資源を活かした食の商品のブランディングについても提案。ロゴやパッケージ、webサイトなどさまざまな具体的な提案を行いました。そのうち数点は実際の商品化に向けて動いています。 |
|
西蒲区PR映像制作
研究先 | 新潟市西蒲区 |
---|---|
研究室 | 基礎デザイン学科 |
期間 | 2016年6月~2017年3月 |
内容 | 新潟市西蒲区と基礎デザイン学科の共同プロジェクトとして、短篇映画「にしかん」を制作しました。本プロジェクトでは、程よく自然があり、適度に不便だが人柄の良い住民が暮らす地域、西蒲区の観光や農業などの魅力を素材とした映像を制作し、首都圏の若者を中心に広く発信することで、地域産業の振興と移住の促進を目的としています。俳優陣やプロの技術者のアドバイスを受けながら、デザイン演習In【モーションデザイン】を受講する3年生の学生たちと西蒲区の地元の方々が一緒になって映画づくりをし、完成した作品は12月に公開されました。 西蒲区webサイト |
|
将来モビリティーデザイン研究
研究先 | 株式会社ブリヂストン |
---|---|
研究室 | 工芸工業デザイン学科 |
期間 | 2016年6月~10月 |
内容 | タイヤやスポーツ用品のメーカーであるブリヂストンと、2013年度より続く共同プロジェクトです。2016年度は工芸工業デザイン学科IDコース3年生の9名が、2030年頃の社会や生活の変化、モビリティー技術の進展について、ビジョンとコンセプトを想定し、足回りを含めたモビリティーデザインの全体像を提案しました。研究の成果は毎年、企業博物館「ブリヂストンTODAY」(東京都小平市)の1階イベントスペースで、「ブリヂストン×武蔵野美術大学コラボレーション企画」として展示され一般公開されています。 |
房総発ライフデザインプロジェクト
研究先 | 千葉県いすみ市 |
---|---|
研究室 | デザイン情報学科、空間演出デザイン学科 |
期間 | 2016年6月~2017年3月 |
内容 | 2016年度より、千葉県いすみ市と本学は、地方創生に関する分野での連携交流の推進を目的として、域学連携に関する協定を締結しています。その連携協定の一環として、市の魅力を積極的に発信し移住者増加につながることを目的とした、2つの取組を行いました。ひとつは2016年11月、いすみ市の大原漁港荷捌場において、空間演出デザイン学科3年ファッションデザインコースの学生プロジェクト「DEN」によるファッションショーを開催。ふたつめは、デザイン情報学科学生が約半年をかけて市民や移住者への現地調査を行い、市を舞台とした新しいライフスタイルの提案をまとめ、12月に本学デザインラウンジにて最終発表を行いました。 |
|
理化学研究所横浜地区展示プロジェクト2016
研究先 | 理化学研究所 |
---|---|
研究室 | 油絵学科、彫刻学科 |
期間 | 2016年7月 |
内容 | 美術大学で生み出された学生たちの優れた作品を多数の科学者に紹介することにより、美大生・科学者の内面交流が発生し、双方の活動に好影響が生み出されるのではないかとの見地に立ち、理化学研究所横浜事業所に学生作品を展示するプロジェクトです。研究棟の廊下、食堂、休憩スペース等、研究者が日常的に使用する空間に絵画版画、彫刻等の様々な作品を展示しました。 An exhibition by students from Musashino Art University at RIKEN Yokohama Campus |
学生が飲みたいインスタントコーヒーの飲み方と伝え方
研究先 | 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 |
---|---|
研究室 | 視覚伝達デザイン学科 |
期間 | 2016年7月~2017年3月 |
内容 | AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社)は、コーヒー関連商品を企画・製造している企業です。今回のプロジェクトでは、若い世代によりインスタントコーヒーのことを知ってもらい、一層の普及を促すことを目的に、インスタントコーヒーの今までにない新しい飲み方やそれに伴うプロモーション等を研究・提案しました。企業との定期的な研究会を何度も重ね、最終プレゼンでは計19名、5グループからそれぞれに実現可能性のある提案が行われ、今まで気づかなかったインスタントコーヒーの違った魅力を引き出しました。 |
TAICA 次世代CMF
研究先 | 株式会社タイカ |
---|---|
研究室 | 工芸工業デザイン学科 |
期間 | 2016年7月~2017年3月 |
内容 | 株式会社タイカは、「多機能素材事業」、「ウエルネス事業」、「曲面印刷事業」を中心に自動車から家電、インテリアなど様々な製品に応用できる「技術開発型企業」で、本学とは2014年から継続して共同プロジェクトを行っています。今回のテーマは「20年後の自動車内装提案」。2036年を想定した時代のニーズに合った自動車インテリア空間の提案と、内装材として使われるタイカ素材、製品の用途と意匠の提案を行いました。工芸工業デザイン学科IDコースの2・3年生計8名が参加し、約3か月間でイメージ展開、素材研究、モデル制作、最終プレゼンまで行いました。 |
|
メタルプロジェクト2
研究先 | 株式会社丸和製作所 |
---|---|
研究室 | 工芸工業デザイン学科 |
期間 | 2016年9月~10月 |
内容 | 東京都がデザイナー/美術大学と中小企業を結ぶ取組の一つとして行う「デザインコラボ事業」に参加し、2015年度に実施した産学共同プロジェクトの2年目です。丸和製作所は、板金事業を主軸に新たな金属製品の開発を精力的に行う企業です。前回は学生の提案を製品化に結びつけることが目標でしたが、今回はさらに高い目標を設定し、出来るだけ多くの提案を製品化に繋げ、企業価値を高めることを目指しました。デザイン提案では、製造性や材料特性も理解した上で確実に生産に繋げることのできる提案を行い、工場での試作制作での直接やりとりを通じて、品質向上について学びました。製品化に向けて現在も進行中です。 |
|
IKEA×武蔵野美術大学合同プロジェクト
研究先 | IKEA |
---|---|
研究室 | 工芸工業デザイン学科 |
期間 | 2016年9月~12月 |
内容 | IKEA本社の企画により、本学およびロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アート、ニューヨークのパーソンズ美術大学、スイスのローザンヌ美術大学の学生が参加した共同プロジェクトです。プロジェクトリーダーTom Dixon(プロダクトデザイナー)のもと、工芸工業デザイン学科インテリアデザインコースの学生たちが、新しいIKEAの商品についてアイデアを出し、ブラッシュアップを重ねました。この研究の成果は、2016年4月4日から9日まで開催された世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」で発表されました。 |
|
「武甲山の見える高台に作る素敵な場所の提案」に関する研究
研究先 | 横瀬町 |
---|---|
研究室 | 建築学科 |
期間 | 2016年9月~2017年3月 |
内容 | 埼玉県横瀬町の中にあたらしく出来る(仮称)花咲山公園の計画の一部として、町の観光資源のひとつである武甲山の眺望が楽しめるような公園施設の提案を行いました。建築学科の学生18名がその場所の持つ歴史や地形・風景的特徴を現地調査した上で町へプレゼンを行い、最終的には3つの案が選ばれました。武甲山と真正面から対峙する『見晴台』、西側の秩父山系を望む山の形に添った『長椅子』、少人数が入って休憩できるドーム状の『こやこやま』。これら3案は2017年4月に完成し、公園を訪れる人々に利用されています。 |
|
狭山茶ブランディング事業
研究先 | 狭山市茶業協会 |
---|---|
研究室 | 基礎デザイン学科 |
期間 | 2016年12月~2017年3月 |
内容 | 日本三大銘茶(宇治、静岡、狭山)のうちのひとつである狭山茶(埼玉県狭山市)。その魅力をより引き出すためのトータルブランディングを行いました。現在は狭山市内の茶園で個々に製造・販売されている狭山茶製品ですが、統一したひとつのブランドとして認識され、全国的な知名度がよりUPするようにと、イメージロゴの制作を中心に行いました。プレゼンでは、そのロゴを使用した各種広報媒体のイメージについても具体的に提案しました。正式に採用されたロゴは、今後狭山茶に関連するさまざまな商品やイベントで使用される予定です。 |
|
顕微鏡の状態検出センサーのデザイン
研究先 | 株式会社フローベル |
---|---|
研究室 | 工芸工業デザイン学科 |
期間 | 2016年12月~2017年3月 |
内容 | 株式会社フローベルは、映像・画像を中心とした技術を生かし、デジタルカメラ・画像処理計測システム・バイオ・メディカル撮影システム等、様々な製品の開発・製造・販売を行っている企業です。今回共同で研究したのは、顕微鏡のレンズ倍率やズーム倍率の状態を検出するためのセンサーの機能デザインです。実用化されるのを前提にした制作にあたっては、操作性や取り付けやすさも考慮し、修正と検証をくりかえしながら完成させました。 |
徳島大学病院展示プロジェクト
研究先 | 徳島大学病院 |
---|---|
研究室 | 基礎デザイン学科 |
内容 | 徳島大学病院内にあるホスピタルギャラリーbeでは、2009年より定期的に、基礎デザイン学科2年生必修科目「形態論II」の課題選抜作品を展示しています。形態論では、半年間「かたち」の意味やその本質について考え、作品づくりを行います。2016年5月~9月は、「手がかり」をテーマにした作品(2015年度授業)を、2017年1月~5月は、「朝のかたち」をテーマにした作品(2016年度授業)を展示しました。 |
|