テーマ 「府中市内に展示してある彫刻作品の保存修復作業」
教員 彫刻学科 教授 黒川 弘毅

府中市は、彫刻のあるまちづくり推進事業で設置された作品のほか、数多くの彫刻が体育館等の公共施設、公園・緑地等に設置されています。本学は平成16年より、府中市からこれらの作品のコンディション調査・保存作業・景観評価等の業務を委託され、彫刻学科が中心となって作業を実施してきました。まちづくりの要素とされる《彫刻》という文化芸術資源を良好な状態で維持し、環境・景観の中によりよく適合させ活用することを目的として、府中市への助言と実践的作業を行っています。 作業に参加する学生たちにとっては、《彫刻》の社会的な働きとそれらを公共的な環境で「残すこと」の意味を、実際的に考えそして「保存」を体験する貴重な機会となりました。