授業科目の一環として、国内外のそれぞれの領域で活躍する専門家を訪問教授として招き、講義や講評会という形式で、特別授業が開講されています。これまでにも著名なアーティストやデザイナーの講演や講評会、公開シンポジウムなどが多彩に行われています。また、テーマを設定したワークショップや、学科の枠を超えた合同制作・講評会などの、実験的な試みもなされています。
訪問教授の紹介
2011年度
Christopher Toh
シンガポール / ANT Industrial Design・クリエイティブディレクター
- 受入期間
- 2011年9月12日(月)~9月17日(土)
- 受入研究室
- 基礎デザイン学科研究室
- 担当教員
- 原研哉教授
- 講義・指導内容
- ミニマルな素材と要素のみで行う造形演習
- 課外講座
- The Science of Object Design
「Science of Cooking」という課題で講義・制作・ワークショップが行われた。制作における技術的な指導に限らない、その真摯な指導には学生たちも熱意で応えるように指導を受けていた。
Jenz Grosshans
ドイツ / ケルン国際デザインスクール・学長
- 受入期間
- 2011年10月17日(月)~10月22日(土)
- 受入研究室
- デザイン情報学科研究室
- 担当教員
- 長澤忠徳教授
- 講義・指導内容
- デザイン・コンセプト演習
- 課外講座
- ケルン国際デザインスクールの教育とその挑戦
ケルン国際デザインスクールの学長であり、エコ・デザインに関する共同研究やジャンルを横断するデザインのコンセプトメーキングを専門とする Prof. Jenz Grosshans氏を招聘し、短期間ながら、そのユニークなデザイン・コンセプト演習をワークショップ形式で体験学習する機会となった。また、ドイツの大学におけるデザイン教育の現状や、ドイツにおける国際化の状況を、ケルン国際デザインスクールの教育内容紹介とともに講じていただいた。
Philip Samartzis
オーストラリア / ロイヤルメルボルン工科大学・准教授
- 受入期間
- 2011年11月7日(月)~11月11日(金)
- 受入研究室
- 映像学科研究室
- 担当教員
- クリストフ・シャルル教授
- 講義・指導内容
- 音に対する意識と知識を深める講義やワークショップ
- 課外講座
- インスタレーション・アートに於けるサラウンド・サウンドと個人活動について
フィリップ・サマーティス氏は、電子音楽や従来の楽器を使用した作曲、サウンドインスタレーション、サラウンドサウンドなど、ニューメディアによる現代音楽の専門家である。数多くの作品を制作し、またキュレーターや審査員としてフェスティバルや展覧会の運営にも努めている。主に映像学科と視覚伝達デザイン学科の学生に、音に対する意識と知識を深める目的で講義やワークショップを担当していただいた。
Raman Schlemmer
ドイツ、居住地:イタリア / オスカー・シュレンマーアーカイブ・ディレクター
- 受入期間
- 2011年12月1日(木)~12月7日(水)
- 受入研究室
- 芸術文化学科研究室
- 担当教員
- 新見隆教授
- 講義・指導内容
-
- 1)作家の遺族コレクション・アーカイヴの運営・管理
- 2)展覧会、バレエ、音楽フェスティバル等の企画・運営
- 3)ヨーロッパを中心にした近代美術・現代美術と、現代の美術館、美術界の活動・関係について
- 課外講座
- モダニズムの夢、総合芸術への歩み-オスカー・シュレンマーの生涯と芸術-